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第九十五話 ページ50

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『今回のことは、私の不注意が招いたことです。その結果…あの日、多くの人員があの山周辺に割かれたと聞きました。ただでさえ、人手が足りないというのに……本当に、』


「A。それ以上は…怒るよ」



空気が冷えた

言葉を探して口をぱくぱくさるが、一向に何も思い浮かばない


万能な頭も、凍ってしまったかのように働かない



ぽんぽんと、暖かい手のひらが私の頭を撫でた。



「今回のことは誰にも予期できなかったし、人員の手配も私の意思で行った。Aが謝るようなことはひとつもないよ」



顔を上げなさい

恐る恐るお館様を見上げると、穏やかな笑みを浮かべていた。私の、大好きな笑み



「Aは昔から、すぐに自分で背負おうとするね。君が持つ必要のない重たい荷物まで。」

「周りがそれを持とうとしても、君は頑固だから絶対に譲らない」



「だから私は考えたんだ。譲ってくれないなら奪い取ってしまえばいいとね」



お館様から普段聞くことのない言葉が聞こえて、驚きのあまり呆けてしまえば、お館様はいたずらっ子のように笑った。

「また元気な顔が見れてよかった。会議にはもちろん…叶美も来る。無理にとは言わないが、Aにも参加して欲しい。君には、最後を…見届けて欲しい」



真剣な声、眼差し


会いたくなくない、といえば嘘になる。
そりゃ会いたくないでしょ


それでも…私は覚悟を決めてうなづいた。


柱合会議が始まる部屋に移動すると、そこにはもう無一郎以外のみんなが集まっていた。


一通り挨拶をすると、一番上座に近いところ─────悲鳴嶼さんと宇髄さんの間だ─────に座った。

背の高い二人の間は謎の安心感がある。


お館様もいらっしゃって少し経ったあと


_____「お館様。時透様が日天を連れて参られました。」


隠の声が部屋に響いた。


「通してくれるかい?」




運命の会議が始まる




**


お久しぶりです。作者、生きてます。

更新止まっててすみません…。更新するする詐欺常習犯です。ごめんなさい。受験生っていう免罪符掲げてます。ごめんなさい!!!

コメ、メッセ沢山ありがとうございます!!!


Part3、10話溜まったら公開する予定です……今5話しかないです。読者様が未だにいるか分かりませんが、もうしばしお待ちください……

5話でもいいから読みたい、という方のためにパスのヒントを載せときます。

・○○××
・2種の数字


こんなだめだめ作者ですが応援して頂けたら嬉しいです…

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作品ジャンル:アニメ
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キメツ推し - 面白かったです!パスワードを知りたいです (3月29日 12時) (レス) @page50 id: 267e3fd993 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - めっちゃ面白かったですパスワード教えていただけると嬉しいです (3月1日 20時) (レス) id: a79ca47ff6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても面白かったです!パスワード教えていただけると嬉しいです (3月1日 20時) (レス) @page50 id: a79ca47ff6 (このIDを非表示/違反報告)
うらら - とっても面白かったです!パスワードを教えていただけると嬉しいです! (12月17日 22時) (レス) @page50 id: 5151e61b26 (このIDを非表示/違反報告)
えー(プロフ) - 面白すぎて一気に見てしまいました!パスワードを教えていただければさいわいです! (11月26日 21時) (レス) @page50 id: 9a652782c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白米 | 作成日時:2020年2月17日 22時

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