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結局お開きになったのは22時過ぎだった。
太田さんは藤ヶ谷さんに怒られるからって歩いて帰って行ったから、私は可愛い子ちゃん二人を車で送ることに。
車の中はなんだか女の子のいい匂い。
「ごめんね、絡まれて嫌じゃなかったかな」
みっくんベタベタしてたし。
「全然大丈夫です!普段はすごく頼りになる方だし仕事も出来るから尊敬してるんですよ〜」
お世辞かもしれないけど、優しい言葉に嬉しくなった。
「ていうか北山さん、奥さん出掛けた途端素っ気なかったんですよ」
そうなの?
「何でベタベタしてきたのか聞いたら、アイツもたまにはヤキモチ妬けばいいって。奥さん、ハマってる人がいるからって」
「え?!」
まさか浮気してること話したの?!
「アイドル相手に笑っちゃいますよね〜」
「へ?」
「名前は教えてくれなかったけど、紳士で王子キャラだって。ね?」
「うん。だけどアイツの本性は腹黒いって意味わかんないこと言ってたよね〜」
…どうやらみっくんは私がアイドルにハマってるって嘘ついたみたい。
「愛されてますね〜っ」
「…うん」
自宅に帰るとやっぱりみっくんは起きてた。
みっくん、お酒強いもんね。
さっきのハイテンションは演技だったんだよね。
ソファーに座ってるみっくんを後ろから抱き締めた。
「んだよ」
素っ気ないみっくん。
「私がいつアイドルにハマったのよ」
驚いた顔で振り返るみっくん。
「…おしゃべりだな、あいつら」
「けどなんか嬉しかったよ。ありがとう」
みっくんはソファーをポンポンと叩いたから隣に座った。
「なぁ、生活キツいの?」
「何で?買いたいものがあるの?」
「違う。…仕事、やめたら?」
「え?」
「お前養えない程、俺の給料安くないだろ」
もちろんみっくんのお給料だけで充分やっていける。
けどずっと家に居たら、赤ちゃんのことばかり考えてしまい、気が滅入っちゃうから働き出した。
そしたら本屋の仕事が意外にやりがいがあって楽しくて、今では私の居場所の一つになっていた。
「そうだけど、仕事楽しいし…」
「…」
みっくんは傷ついたような顔をして寝室へ消えていった。
みっくんは今日も私に全く触れなかった。
寂しい。
…浮気してるから汚ないって思ってるのかな。
隣で横になるみっくんを見ると今日も向こうをむいてしまってる。
だけど自分から誘ってまでする気にはなれないからそのまま眠りについた。
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ayachoko(プロフ) - ゆいゆいさん» ゆいゆいさん(*^^*)お忙しいのに貴重なお時間で読んでくださり感謝の気持ちでいっぱいです(T-T)更新のペースが早くて大変だと思いますのでゆっくり読んでいただければと思います(。>д<)ビジネスホテル、アレがないですもんね(笑)でもいかにも不倫っぽい場所かも(^^; (2017年9月27日 7時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい(プロフ) - 太輔くんの主ちゃんは俺のだよっていうセリフにキュンキュンしました!!でも、一線越えたのがビジネスホテルで色々心配ですね笑 最近忙しくてお話しに追い付けていなかったりしますが、これを読むのが本当に楽しみになってます(^.^) (2017年9月27日 1時) (レス) id: 1462413259 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - sioriさん» sioriさ〜ん(*≧∀≦*)お忙しい中来て下さりありがとうございます!(*^^*)みっくんと穏やかに暮らしていけませんでした。欲に負けました、私←なりきり(笑) みっくんがいるのに贅沢すぎですよね(^^; (2017年9月24日 21時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - 紀輔さん» 紀輔さ〜ん(*≧∀≦*)んふふ、私BLは藤北だけは読んでるのです…( 〃▽〃)紀輔さんの文、すごく読みやすくて羨ましいです(T-T)北藤のプレゼントのお話、にやけました〜( 〃▽〃)攻めのみっくん、最高でした( 〃▽〃) (2017年9月24日 21時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - ピンクマカロンさん» そして、『あの夜君に抱かれたら』の藤ヶ谷さんですが、なんであんなに甘くてえろい藤ヶ谷さんが書けるんですかっ!もうドストライクでニヤニヤしちゃいました( 〃▽〃)更新、楽しみにしています!コメント見ると他の方も待ってるみたいですしねっ(*≧∀≦*)←圧力(笑) (2017年9月24日 21時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayachoko | 作成日時:2017年9月12日 20時