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「一ヶ月に一回くらいじゃん？来るの。だからなかなか難しいね」
「うん…」
ここの店長さんとお友達だし、ここに来ればもしかしたら偶然会えるかも。
だけどそれを話すと、私が北山さんと飲んでたことが太輔先生にばれちゃうかな。
なみちゃん、ごめんね…。
会計になり、太輔先生とレジへ向かう。
いつもスタッフの分すべてを支払う先生。
お金とか、大丈夫なのかな…。
「ちょっといいかな」
会計をする太輔先生の隣に立っていると、横尾さんに呼ばれた。
お店の外へ出る。
「さっきはすまなかった」
「あ…いえ」
「でもこれでもう公認の仲だ。結婚を前提にということらしいし軽率な行動は慎んだほうがいい。君が入ることになる藤ヶ谷家は普通の家庭とは違うのだから」
「…はい」
本当は、怖い。
まだ覚悟もできていないのに。
「…何かあればいつでも話すように」
「…え？」
「太輔先生のことはそれなりにわかっている。何か力になれるかもしれない」
「あ、ありがとうございます…」
横尾さん、怖いけど悪い人じゃなさそう。
「A」
呼ばれて振り返ると少し苛立ったような顔の太輔先生がいた。
「…二人で何話してたの」
「太輔についてくのは大変だろうから助言しておいたよ」
「余計なことしなくていいから」
「悪かった」
「……いいけど」
珍しく感情を露にする太輔先生を見て、二人は割と深い関係なんだと思った。
「すいません、お客様！」
店の中からこの間の店長さんが出てきた。
まずい。
咄嗟に下を向いたけど、店長さんは私の前にきた。
「本日はありがとうございました！ぜひまた北山と来てくださいね、お待ちしてます！」
爽やかな笑顔でそう言う店長さんに私は血の気がひいた。
「あ、あの、人違い、です」
「え？」
苦し紛れにそう言うと、戸惑った顔になる店長さん。
藤ヶ谷先生が「前に誰かと来たんですか、彼女は」と聞いた。
「え、いや、どうだったかな…」
「人違いじゃないですか」
横尾さんがそう言ったから私は驚いた。
「う〜ん、確かに顔をしっかり見たわけじゃないですし、もっとキャピキャピしてたような気もするなぁ…。勘違いでした、すみません」
店長さんが申し訳なさそうに謝って、頭を掻きながらお店に戻っていった。
ごめんなさい…、あんなによくしてもらったのに。
「他人の空似だろう。君はキャピキャピとは程遠いからね」
苦笑する横尾さん。
けれど太輔先生は全く笑っていなかった。
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ayachoko(プロフ) - mayumitsuさん» はじめまして(*^^*)…ですが、mayumitsuさんの作品を実は読んだことが何度かあるので何だかはじめましてな気がしません(笑)一気に読んでくださってありがとうございます(。>д<)サイコパスな藤ヶ谷くんを観たいですよね(*≧∀≦*)コメントありがとうございました(*^^*) (2018年12月21日 16時) (
レス) id: dab39b035a (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - 玲さん» 玲さん〜(；∀；)いつも本当にありがとうございます…！！このままドロドロ作者として突っ走っていきます(笑)ほんと藤ヶ谷くんにぜひまた野島作品に出てもらいたいですよね(*≧∀≦*)励ましのコメント、ありがとうございました(*^^*) (2018年12月21日 16時) (レス) id: dab39b035a (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - くまのこさん» くまのこさん、はじめまして(*^^*)ええっ、ほんとですか(；∀；)嬉しいです〜(。>д<)更新通知が私の作品でガッカリしてる人多いだろうなと更新する度にいつも思っていたので(;_;)優しいお言葉ありがとうございます！更新頑張ります(*≧∀≦*) (2018年12月21日 15時) (レス) id: dab39b035a (このIDを非表示/違反報告)
mayumitsu(プロフ) - はじめまして。すごく惹き込まれるお話で朝から一気読みしちゃいました。サイコパスみな藤ヶ谷先生にめちゃくちゃゾクゾクします…！リアルでもこんな役の藤ヶ谷さんが見てみたくなりました。更新楽しみにしています(^-^) (2018年12月21日 8時) (レス) id: 98d98b9cc2 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ayachocoさん！そんな風に思わないで下さい！暗くてもドロドロでも、ayachocoさんの作品が大好きな人は沢山いるでしょうし、私がその中の一人ですから。野島作品に是非うちの藤ヶ谷さんをバンバン起用して欲しいものですよね！絶対イイ芝居するのになぁ〜！ (2018年12月20日 20時) (レス) id: b7c4bcac2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayachoko
| 作成日時：2018年5月25日 22時
