運命なんて ページ37
……国王陛下？
私たちは数秒硬直する。
レオ「なんで、俺のところに…国王が…」
使用人「なんでも、地方の揉め事を解決した後の帰りだそうで…」
こんな偶然があるだろうか。
運命、としか言いようがない。
……運命、なんて。
我ながら、「運命」だなんて馬鹿なことを。
運命は、私の嫌いな言葉なのに。
運命だから、父さんたちが死んだ？
運命だから、私の生活は無くなった？
「運命」の一言で片付けられるほど、あの喪失感は容易いものじゃない。
運命ならば、それを変えてやる。
あの時ほど、そう強く誓ったことはなかった。
「…隠れる」
凛月「いや」
私の提案を凛月は真っ先に否定した。
凛月「あの国王、相当なキレ者だって有名なの、知ってるでしょ。
だったら、下手に隠れてもバレる」
泉「……村人になりすますってわけ」
凛月「そ。Aとセッちゃんの名前は通ってるけど、顔は知られてないでしょ。
それを逆手に取る」
使用人「あ、あの！そろそろ通さないと、国王陛下に怪しまれてしまいます！」
レオ「わかった。通してくれ。
……準備はいいな？」
私たちは決心したように、頷いた。
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シナモンロール様(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！面白くできていたのなら、嬉しい限りですね！更新頑張ります！ (2017年4月5日 18時) (
レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 面白かったです！ 一気に、今あるお話全部読みきってしまいました(^-^) 続きがとても楽しみです。更新頑張って下さい！ (2017年4月5日 17時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 愛良さん» ありがとうございます！この作品のコメント初めてだぁぁ！泉がカッコよく見えたなら、とても嬉しいです！テスト勉強が落ち着き次第、更新させてもらいます！ (2017年2月18日 8時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
愛良 - 全部見させてもらってます！！あんスタ始めたばかりで全然みなさんみたいに知ってる訳ではないので偉そうに言えませんがとても感動しました！！この作品も泉くんのカッコ良さがすごい伝わってきました！！！続きを楽しみにしてます！！ (2017年2月17日 23時) (レス) id: a2f401b16e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2017年2月4日 22時
