見つけた答 ページ14
凛月side
神藤A。
Aristocracykillersの船長の娘。
どんな子なのだろう。
どんな能力を秘めているのだろう。
彼女に、興味が湧いた。
だけど。
今、俺を真っ直ぐ見据える彼女はただのちっぽけな、弱い少女だった。
潜在能力なんて、なくて。
ただひたすら、迷いながら懸命に生きる少女だった。
唯一の肉親と、仲間をなくし。
心が折れそうでも、仲間に支えられて、再び立ち上がる。
どこにでもいる少女だ。
…しかし
確実に、
他のものとは違う、"何か"を持っている。
その"何か"が何なのか、俺もわからない。
嗚呼、こんなにも好奇心そそられるような
この感じになるのは、いつぶりか。
俺は、「国を変える」と言った、
普通で、だけれど何かが違う不思議な少女を見つめ返した。
凛月「そうだなぁ、だったら旅に出るのはどうかなぁ…♬」
「旅…？」
凛月「うん。『国を変える』って言っても、具体的にどうするのか、わからないでしょ。
だったら、俺の兄者のところに行こう。
兄者は、何でも知ってるよ。この夢ノ咲王国のことなら、ね」
「ほんと、に？」
凛月「ほんと、ほんと〜」
泉「ちょっと待って」
セッちゃんが制止をした。
泉「『行こう』ってことは、くまくんも行くわけぇ？」
やっと気付いたね…♬
凛月「もちろん。だって俺がいた方が容易に兄者と会えるよ？
それにAのこと、気に入ったしね」
俺がそう言えば、セッちゃんは「はぁ？」と言い、Aはポカンとした。
「…朔間に気に入られるようなことをした覚えはない」
凛月「もう、堅いなぁ？朔間じゃなくて凛月って呼んでよ」
「…なんで」
凛月「ま〜くんは下の名前で呼ぶのに俺だけ朔間は悲しいでしょ」
「……真緒は、信用できるし」
凛月「それ、遠回しに俺は信用できないって言ってるよねぇ。
信用してよ、これから一緒に旅するんだしさぁ」
「………り、り、つ」
凛月「よくできましたぁ。Aってツンデレ？」
「殺すよ」
泉「あんた、こういうときだけきっぱり言うよねぇ？」
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シナモンロール様(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！面白くできていたのなら、嬉しい限りですね！更新頑張ります！ (2017年4月5日 18時) (
レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 面白かったです！ 一気に、今あるお話全部読みきってしまいました(^-^) 続きがとても楽しみです。更新頑張って下さい！ (2017年4月5日 17時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
シナモンロール様(プロフ) - 愛良さん» ありがとうございます！この作品のコメント初めてだぁぁ！泉がカッコよく見えたなら、とても嬉しいです！テスト勉強が落ち着き次第、更新させてもらいます！ (2017年2月18日 8時) (レス) id: 767371c296 (このIDを非表示/違反報告)
愛良 - 全部見させてもらってます！！あんスタ始めたばかりで全然みなさんみたいに知ってる訳ではないので偉そうに言えませんがとても感動しました！！この作品も泉くんのカッコ良さがすごい伝わってきました！！！続きを楽しみにしてます！！ (2017年2月17日 23時) (レス) id: a2f401b16e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2017年2月4日 22時
