ひよこ ＃45 ページ48
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「 ___お！次はお前か〜！ 」
「 よ、よろしく 」
次のペアは月永くんだ。
中々個性的な人で...。
「 ところでお前、名前なんだっけ？ 」
「 え、さっき自己紹介したのに？ 」
「 ごめん！俺、興味ないものは覚えないんだよな！ 」
「 は... 」
遠回しにお前興味ないって言われたんですけど。
喧嘩売られてるの私？
「 ......川崎A 」
「 おっけー！ちなみに俺は、 」
「 月永くんでしょ 」
「 正解！ 」
なんなんだこの人は。
月永くんの第一印象は最悪、だな。
「 じゃあ行こうっ！ 」
「 え、ちょ、ま___ 」
待って、という暇もなく月永くんは先に
行ってしまった。
ちょっとぐらい聞いてくれてもいいじゃん...!!
むかぁ、としながら月永くんを追いかける。
ゼエゼエと息を切らしながら進むと、
木に腰を下ろしている月永くんが。
「 あ！遅かったな！ 」
「 当たり前でしょ...!? 」
何この人、やだ。
まだ泉くんの方が良かった...。
「 ほらー、どんどん行くぞー？ 」
「 あっ、ちょっと___！ 」
また進もうとする月永くんを止めようとした時。
木の根っこに足をつまづかせて、ずだん、と
転んでしまった。
「 いった... 」
「 うわっ、派手に転んだな。
大丈夫か〜？ 」
呑気に上から覗き込んでくる月永くんに、
大丈夫だから、と返す。
もう、私の馬鹿。
よろよろと立ち上がると、右足がズキッと
痛んだ。
う、足ひねったかも。
でも行かなきゃ、と思い右足を引きずりながら
次のアスレチックに手をかける。
「 ____お前、怪我してるだろ 」
ぎくっ、として振り向くと真面目な表情をした
月永くん。
さっきまで、あんなに呑気な笑顔をしていたのに、今はとても大人びた表情をしている。
「 そんなこと、ない 」
「 __へえ 」
つかつかと歩み寄ってきて、私の右足を見る。
「 じゃあ、その腫れてるのは何？ 」
「 ...... 」
言い返せず黙り込むと、月永くんはため息を
ついて私に背を向けて座り込んだ。
「 ？ 」
きょとん、としていると痺れを切らしたのか
だぁかぁらぁ、と言った。
「 おぶってやるから、早く乗れって 」
「 へ？ 」
.
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あるみかん(プロフ) - 優樹菜さん» うわああああ！申し訳ございません、前回他の方にも注意して頂いていたのに…すぐに紅郎に修正いたします！ (2017年11月26日 20時) (
レス) id: 3df0130dff (このIDを非表示/違反報告)
優樹菜 - #30話で気づいたのですが、鬼龍のしたの名前は、九郎ではなく、紅朗ですよ！(たしか)これからも更新楽しみにしてます！ (2017年11月26日 8時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
あるみかん(プロフ) - ｐ−−さん» ありがとうございます！楽しんでいただけてとても嬉しいです！頑張って更新するので、待っててくれると嬉しいです！ (2017年11月23日 21時) (レス) id: 3df0130dff (このIDを非表示/違反報告)
たまたま(プロフ) - 初コメ失礼します！とっっっっても面白い！です！笑一気に読んじゃいましたwもう、続きが楽しみすぎてヤバいです！これからも更新頑張ってください*\(^o^)/* (2017年11月23日 20時) (レス) id: 0907e86698 (このIDを非表示/違反報告)
ｐ−−(プロフ) - ですね！ (2017年11月6日 21時) (レス) id: 3280412425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2017年8月24日 11時
