問題児は競い合う ページ40
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真緒とレオの様子がちょっとおかしかったけど
今はライブ中だから、気にしないことにした。
『みんな、うっちゅ〜！
月永レオだっ、このライブを楽しめよ！』
レオが挨拶したあと、ボフンと音を立てて赤い煙がたつ。
え、なに！？
『Good night、【Switch】のリーダーをしている逆先夏目ダ。今宵は僕も踊り明かすヨ♪』
煙の中からは夏目んが出てきた。
魔法使いユニットのリーダーなだけあって、
登場の仕方がファンタジック！
『とまあ、このメンバーでやってくよ！』
そう言ってパチン、と指を鳴らすと流れ始めるイントロ。
曲はあわせて、私は思いっきりアクロバット。
わあっ、と客席が湧いたのを見てみんなをちらりと見た。
早くしないと、置いてくよってね！
3人とも驚いた様子だったけど不敵に笑って
前に出てきた。
私はアイドルだけど、プロデューサー。
常にアイドルを高みに導きたい！
アイドルでプロデューサーの私だからこそ、
私にしかできないことがある。
私がバク転すれば、アッキー先輩が負けじと
豪快なバク転を。
レオが手で銃をつくって打つマネをすれば、
夏目んが客席に投げキッス。
ライブ中にこうやって競い合うことなんて
無かったから、すっごく新鮮で楽しい。
思わず私は叫ぶ。
『ああもう、みんな愛してるよ！
楽しすぎてフライアウェイしちゃいそう！』
隣でアッキー先輩が、マイクに入らないぐらいの声で私に言った。
「ハロウィンは嫌いだが…今日のハロウィンは
楽しくて、大好きだ！」
「俺も俺も！」
レオも便乗して笑う。
それをずっと見ていた夏目んも、抑えきれないといったように笑った。
「今だけは僕モ、この夢に酔いしれよウ」
夏目んの言葉を聞いて、頷く。
まだまだ、始まったばかり。
『もっと、もっと魅せてあげる！』
更に熱気に包まれる会場。
だから私は、気づかなかった。
こちらを見つめる紅い瞳に。
「……あれが、日和くんの言う“Aちゃん”」
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コフウ - 思わずクスッと笑ってしまい、ずっとニヤニヤしてました() もしよければ、続編がみたいです！ご検討お願いします。 これからも応援しています！ (2020年5月12日 22時) (
レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
コフウ - はじめまして。 いくつ目の作品にコメントすればいいのか分からず、沢山すいません。 過去の名作ライブラリーという所から拝見させて頂きました！ とても面白かったです！！！今でも読み返しています。楽しすぎて、一気に読みきってしまいます笑 (2020年5月12日 22時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
あるみかん(プロフ) - パンダheroさん» ありがとうございます！時間はまだとれませんが、誠心誠意頑張ります！ (2018年2月18日 13時) (レス) id: 3df0130dff (このIDを非表示/違反報告)
パンダhero - この作品いつも見ています。 更新頑張ってください (2018年2月18日 10時) (レス) id: 959a37fd1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫2(プロフ) - いえいえ (2018年1月31日 23時) (レス) id: 618aafe19a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるみかん x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=48be83eaada675e79ed496ea5cdf8f4f...
作成日時：2017年9月1日 21時
