心 中 許 可【文豪ストレイドッグス】【太宰治】【スピンオフ】

自 傷 行 為 ページ12

男「ねェ…！今どんな気持ち？」

『…』


暴力を振られることも無ければ、何か性的なことをされる訳でも無い。 只足のみを繋がれて、只見られている。

私の手の届く処には、カッター、手錠、ナイフ。 手の届かない処には、携帯、男、銃。


『…』


私はカッターに手を伸ばして手首を切ってみる。 血の色が、私の生を、教えて呉れた。


『…』

男「大丈夫〜？ 助けは来ないと思うけど…まァ此方からは何もしないからさ〜！」

太「助けは来ないかぁ… 随分と舐められてるようだね。」


…其処に居たのは太宰さんと敦くん。


『…来てくれたんですね。』

太「最近誘拐事件が頻発しててね。 君も其の被害…者…」


…太宰さんの目線は私の手首へ移った。


太「…一寸待ってて呉れ。」


敦くんが、縛った男に近づいて行く。


敦「…あ…あの。 太宰さんは此れから少し忙しくなると思うので、僕が…！」


……翌日。何をしたのか聞いても「軽〜く、お話してただけだよ」と返ってくるだけだった。







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少し黒い太宰さん(*＞∀＜)

りんさん！リクエストありがとうございました(`･ω･´)ゞ

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