とある術師はヨコハマで( 2 )【呪術廻戦】【文スト】

36.♧♧♧ ページ2

・





『、…』




この状況は、とても拙いな、


呪術師は崩壊寸前、ヨコハマは壊滅寸前ときた。これはどちらを優先すべきなのだろうか

メールで「皇 Aの参加を禁ずる」

と書かれていたため、逆らえば死刑……いや、…
拷問だろうか。まぁそれは別にどうでもいいのだが

私としては呪術師側を優先したいところではある、、
何より、私の人生は呪術師の存在あってこそだからだ。それが危機となったら助けに行きたくなるのが本能だろう

だが、参加が禁じられている今。私に何が出来るというのだ
足でまといにしかならない。

……ヨコハマを優先した方が良さそうだ








＿＿＿＿実は、先程悠仁から連絡が来ていた

「俺らはいいから、Aは任務を遂行してくれ」


そう書かれていたのだ
……やはり悠仁は優しすぎる。とっくに限界を迎えているだろうに。少しぐらいは休んでほしいものだ





「Aちゃん
先程から難しそうな顔をしているが、大丈夫かい？」


『……嗚呼、大丈夫ですよ。

ただ、渋谷付近に両親の家がありまして
少し、不安だったんです。けど大丈夫そうですね』



「……そうかい」



疑いの目を向けながら、私に話しかけてきた太宰さんに、
上手く言い訳を述べた私。

私は元々嘘をつくのが得意なのだ




本来、嘘をつくときは「本当の事に嘘を混じえて云う」
のがバレにくいとされているのだが……相手は太宰さん

探偵社の中でも頭の切れる存在だ



そういう相手の場合は、全て嘘を述べる方がいい
ちなみに勘が鋭い相手も同様



渋谷付近に両親など住んでいないしそもそも両親はいない
不安など到底抱いてもない。まぁ少し悠仁が心配ではあるが

面白いぐらいに、述べた事と事実が反対だ




『そんなことよりも、社長さんは大丈夫でしょうか』

「うーん、……まぁ、大丈夫だろう
私達には信じて待つことしか出来ないよ」




『そうですね』



＿＿フィッツジェラルド、金の亡者

彼は、この会社を買う気だ。


まぁ言ってしまっては何だが、買えないだろう
社長さんは社員一人一人を大切に思っているからね。
家族同然の人達を売るなんて出来ない


あと、” 異能開業許可証 ”も




＿＿＿＿＿フィッツジェラルドの後ろにいた2人
……気になるな





・

37.♧♧♧→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す