脱出 99 ページ2
.
.
今「せやな。責めたってしゃあない。過去は変えられんのやし」
宮「つか、俺達のせいで巻き込んだってウジウジされるの腹立つ!轢くぞ!」
笠「これらかどうするかが問題だな」
福「成仏させるのはあと一人だろ?とっとと成仏させてみんなで帰ろうぜ!」
それぞれ思うことを口にする。
暗い顔をさせた赤司君達の顔が少し明るくなる。
赤「レオ…」
青「今吉サン…」
緑「宮地さん…」
黄「先輩…」
紫「福ちん…」
福「オイ、なんで最後あだ名っぽいんだよ」
福井さんのツッコミにみんなが笑う。
暗い内容の日記を読んでも明るくなってくれて安心した。
みんなの空気が和んだところで私は心を決め話を切り出す。
貴『赤司君、私にもう一度早瀬のところにへ行き、説得しに行かせてください』
その言葉にみんなが真剣になって考えた。
花「俺は着いて行くぞ」
原「えー、俺も行きたい〜」
古「Aがいるなら俺も行こう」
宮「遠足じゃねぇんだ。真面目に考えろ、轢くぞ」
原「俺らに真面目とか無理www」
宮「ああ?」
今「やめろや、話進まんやろ!花宮も見とらんと止めろ」
貴『一哉先輩、みんなで話合いましょうよ』
原「Aちゃんが言うならそうしてあげる〜」
花「…」
何故か不機嫌になる真の横顔を見ながら話し合いが始まった。
と言っても赤司君を中心にキャプテン達が私と一緒に行くメンバーを決めているだけだ 。
メンバーはすぐに決まり発表される。
私と一緒に早瀬に会うのは真と高尾君、福井さん、笠松さんの四人。
キセキの誰かでも着いて行けば話さえ聞いてもらえないだろうとのこと。
赤「君に伝言を頼んでもいいかい?」
貴『どうぞ』
赤「____________ 」
赤司君の伝言に少し戸惑う。
貴『…赤司君』
赤「君にしか頼めないんだ。よろしく頼んだよ。…本当に悪いと思ってる」
私は黙って頷くしか出来なかった。
こんな時なんて言えばいいのかもわからないし、変に言葉をかけられない。
福「よし、行くか!」
笠「ぜってぇ説得して帰るぞ!」
高「今度こそ最後までAちゃん守るからね!」
花「それは俺の役目だ、バァカ」
それぞれ武器、鉄パイプや点滴スタンドを片手に意気込む。
私は藤森先生の日記帳をしっかりと抱きしめた。
311人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サイガ(プロフ) - しょうどうぶつさん» コメントありがとうございます!いい話って言ってもらえて励みになりますね!ありがとうございます!!(^^) (2018年8月27日 6時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ - ホラー怖いけどすげーいい話で涙が....( ; ー ; ) (2018年8月27日 0時) (レス) id: 4dcfc1ef4e (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 結愛さん» ありがとうございます!中身が福山さんって考えてください笑笑興奮します笑笑 (2018年1月19日 20時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - え、感動です!!!!本当に!なんか花宮今まででちょっと苦手だったんですけどこの小説を読んで好きになりました!! (2018年1月18日 20時) (レス) id: 1370f18119 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 俺ツボサァンさん» 泣いてくれて良かったです!^ ^読んでいただきありがとうございます! (2017年2月15日 7時) (レス) id: 19e5edb018 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サイガ | 作成日時:2014年4月29日 13時