脱出 3 ページ6
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しばらく歩いていると電灯よりも明るい光が見えた。
高「やっと戻れた〜！」
伊「もうみんな戻ってるかな」
光の元へ行くとどうやら一室から漏れている光のようだ。
伊月さん達はこの部屋のことを知ってるみたいだ。
諏「開けるぞ？」
宮「それしかねぇだろ」
高「とりあえず氷雨さん見つけた報告ですね！」
伊「男ばかりでびっくりすると思うけど、心配しないでね」
貴『は、はい』
諏佐さんがドアノブに手をかけゆっくりと開かれる。
いきなりの鋭い光に目が眩みそうになった。
？「やっと戻ってきたか」
？「遅かったな！みんな大丈夫か？」
部屋の中には大柄な男子が大量にいた。
なんかとても圧倒される。
？「宮地さん、後ろの子は？」
宮「調べてきた部屋で見つけた。箱ん中に閉じ込められてたぜ」
？「とりあえず早く中に入ってください」
左右の目の色が違う赤い髪の男の子がここのリーダーなのかな？
とりあえずここなら誰もいない暗い場所より安心出来そうだ。
？「A！」
懐かしい声が私の名前を呼ぶ。
そちらを見ると私の知る人物がこちらに向かって駆け寄ってきていた。
貴『先輩！！』
一目を気にせずに、私はその人物に抱きつく。
？「はは、えらい大胆になったな〜A」
彼は中学の時の大好きな先輩。
今吉先輩だ。
今「閉じ込められるとか怖い目に遭ったんやな。よう頑張った」
そう言って今吉先輩は私の頭を撫でた。
その優しさに涙が出そうになった。
？「今吉さんの知り合いですか？尋ねてスイマセン！」
突然現れたかと思えば急に謝る男子。
今「中学ん時の後輩や。可愛ええやろ？渡さんからな？」
？「は、はい！スイマセン！」
彼はどうして謝るのだろ？癖かな？
ひとまず私は今吉先輩に手を引かれて部屋の奥へと入る。
ここは会議室だと今吉先輩に教えてもらった。
そして先程から何に対しても謝るのは私と同い年の桜井君だという事も教えてもらった。
それから、今吉先輩がみんなにも自己紹介した方がいいと言われて名乗ることになった。
ここにいる全員が円陣組んで集まり、大勢の人の視線を浴びるのはすごく苦手だけど、今吉先輩が隣にいてくれたおかげでスラスラ話せた。
と言っても名前と学校名だけだが。
貴『氷雨 A、霧崎第一の一年です』
？「げっ…花宮んとこの…」
メガネを掛けた人があからさま私に嫌そうな目を向けていた。
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レイナ(プロフ) - 花宮落ちが良いなと思います。 勝手ですみません(´×ω×`) (2015年7月27日 4時) (
レス) id: 88a6ecb96b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 静狐さん» えっ！？ (2015年7月3日 19時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
静狐 - 今吉さんです！ (2015年7月3日 16時) (レス) id: c3c93e9f8b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 秋狸さん» ありがとうございます！頑張って更新しますね！ (2015年2月16日 17時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
秋狸 - サイガさんの脱出シリーズ待ってました！怖いけど楽しく読んでます！これからも頑張ってください！ (2015年2月16日 16時) (レス) id: b6fc68a439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイガ
| 作成日時：2014年3月11日 13時
