脱出 47 ページ50
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氷「みんなストップ」
氷室さんの一言に突然緊張感が走る。何かと思えば前方からギギギギ…と何かを引きずる音がする。
鉄で出来た何かを引きずる音。
暗くてよく見えなかったけど怖い。
見えないからこそ怖いのか…。
きっと人ではない。
しばらく様子を見ると数時間振りの再開を果たす。
両目がくり抜かれている化け物と遭遇。
化け物の手には金属バットのようなものがある。
病院なのになんでバット？
しかも、普通のバットではなく、持ち手以外には釘のような尖ったものがついてある。
氷「厄介なものが出てきたね」
森「氷室、顔が楽しんでるぞ」
氷「やだな、森山さん。楽しんでませんよ？」
いや、爽やかな笑顔をしてますよ、氷室さん…。
私、化け物にも氷室さんにも怖いものを感じます。
氷「とにかくレオ、化け物は任せて先に行ってくれないか？」
実「じゃあ、任せたわよ」
木「引き返して別ルートから上がるか」
根「あっ、鉄パイプ発見」
これで戦闘員が二人になった。
でも油断は出来ない。
降「階段はこの廊下をまっすぐ行ったところを左です」
森「降旗に道案内任せたぞ！」
木「降旗頑張れよ」
氷室さんに化け物を任せて私達は引き返し走り出す。
降「ま、前からも来ました！」
森「化け物か！よし、左に曲がるぞ！」
実「ちょっと！左からも来てるじゃないの！」
道行く先には化け物がいてなかなか戻れない。
そういえば、3階で化け物の大群が出たんだった。
まだ残っているから注意するようにと赤司君が言ってた。
森「俺が囮になるからみんな行け！」
実「何言ってるのよ。私も行くわ。ダブルバカ、二人を頼んだわよ。特にAちゃんに傷があればどうなるか分かってるわよね？」
木「どうなるんだ？」
根「お前、それを聞くか？地獄を見ることになるに決まってんだろ」
それは怖い。
私も怪我しないように気をつけよう。
貴『森山さん、レオ姉…ちゃんと帰ってきますよね？』
実「何を当たり前のこと聞いてるのよ〜！ほんと可愛いわね！」
そう言ってレオ姉はギュッと私を抱きしめた。
森「安心して！絶対帰ってきてAちゃんが俺の胸に飛び込んで来るのを待ってるから！」
降「俺が囮になるって言ったのカッコよかったのに、ここで台無しですよ…」
森山さんとレオ姉が囮になるからと別れてしまい、私は降旗君と木吉さん、根武谷さんと会議室に向かう。
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レイナ(プロフ) - 花宮落ちが良いなと思います。 勝手ですみません(´×ω×`) (2015年7月27日 4時) (
レス) id: 88a6ecb96b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 静狐さん» えっ！？ (2015年7月3日 19時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
静狐 - 今吉さんです！ (2015年7月3日 16時) (レス) id: c3c93e9f8b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 秋狸さん» ありがとうございます！頑張って更新しますね！ (2015年2月16日 17時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
秋狸 - サイガさんの脱出シリーズ待ってました！怖いけど楽しく読んでます！これからも頑張ってください！ (2015年2月16日 16時) (レス) id: b6fc68a439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイガ
| 作成日時：2014年3月11日 13時
