脱出 33 ページ36
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福「おーいチビ〜!こっち来いよ!」
黄「Aっち!こっちで話すッスよ!」
福井さんに呼ばれ、黄瀬君に腕を引かれてみんなの輪の中に入れてもらった。
私、メモについて考えた方が良さそうなのに…。
まあ、いいか。
そういえば、福井さん、笠松さん、伊月さん、黄瀬君とは話したことがあるけど、他の人とはまともに話したことがない。
名前は確か…葉山さん、黛さん、若松さん。
黛「何?俺の顔に何かついてる?」
貴『あっ、いえ、そういうわけでは…。話したことないなって思ったので…』
黛「別に話すことないよね?」
確かに話すことは何もない。
話題があるわけじゃないし…。
福「そんな落ち込むなってwww」
黄「そうッスよ!元気出してAっち!」
いや、落ち込んでは…落ち込んでいるのか…。
黛さんって私が嫌いなのかな?
葉「暗い顔は良くないし俺と遊ぼうよ!」
いきなり割って入ってきたのは葉山さんだった。
若「遊ぶって何すんだよ?」
葉「んーとね、化け物を鬼に見立てて鬼ごっこ〜」
福、笠、黛「やめろ」
葉山さんの考えた遊びに息ピッタリで却下した。
私もその遊びには反対…。
笑顔でそんな遊びを発表した葉山さんが怖いです。
伊「今吉さんと赤司に怒られるんじゃないか?」
葉「赤司に!?やめとく!」
よほど赤司君が怖いのか、素直に諦めてくれた。
まあ、赤司君ってオーラからして少し怖いって思ってしまう。
きっといい人なんだと思うけど。
今吉先輩は本当に怖いからやめておいた方がいいって真が言ってた。
怒らせたことないからどれだけ怖いか知らないけど。
黄「待機って暇ッスね〜」
笠「でも化け物に襲われるよりマシだろ」
それにしても、どうしてこの会議室には他の部屋と違って化け物が入って来ないのだろう?
そもそも5階にはまだ化け物が出た報告は聞いていない。
他の部屋と同じならとっくに襲われていても不思議はないのに…。
もちろん襲われるなんて嫌だけど。
そんなことを考えているといきなり勢いよく扉が開いた。
河「緑間達を見つけました!」
流れるように入り込んできた河原君が大きな声で伝えてくれた。
福田「でも閉じ込められて助けることが出来ません!」
笠「詳しく説明してくれ」
早「わか(り)ました!お(れ)が説明します!」
劉「お前は早口で何言ってるかわからないアル。ワタシが説明するアル」
少し早いがここにいる人達での報告会が始まった。
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レイナ(プロフ) - 花宮落ちが良いなと思います。 勝手ですみません(´×ω×`) (2015年7月27日 4時) (レス) id: 88a6ecb96b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 静狐さん» えっ!? (2015年7月3日 19時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
静狐 - 今吉さんです! (2015年7月3日 16時) (レス) id: c3c93e9f8b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 秋狸さん» ありがとうございます!頑張って更新しますね! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
秋狸 - サイガさんの脱出シリーズ待ってました!怖いけど楽しく読んでます!これからも頑張ってください! (2015年2月16日 16時) (レス) id: b6fc68a439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サイガ | 作成日時:2014年3月11日 13時