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プロローグ 2 ページ3

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学校に到着するころにはすっかり日は
落ちていて校舎は真っ暗だった。
それでも職員室には灯りがついているし、ところどころ教室にも灯りがある。
きっと居残り生がいるんだろう。
だけど灯りがないところは本当に真っ暗で目を凝らさないと前が見にくかった。



さっさと教室に入り自分が使っている
机の中に手を入れる。
携帯を見つけ画面を見た。
そこにはメールが一件入っていて相手は幼馴染からのものだった。
内容は後で確認でいいかな、どうせ今から会いに行くんだし。
そう思ってポケットにしまい込む。
教室を後にして体育館へ向かう。



しばらく真っ暗な廊下を歩いていると背後から足音が聞こえた。
警備員の人が見回りに来たのかと思ったがすぐに違うと分かった。



なぜならその足音はペタ、ペタ、ペタと素足で歩く音だったから…。
確認したかったが、どうしても怖くて
振り向くことが出来なかった。



これが昼間なら振り向くことが出来たのかもしれないけど、何せ周りは真っ暗。
雰囲気的にも何か出そう…。
私ら歩くスピードを徐々にあげていった。
すると素足の音も同じように速くなっていく。
我慢出来なくなった私はもう走ることにした。
すると素足の音も同じように走る音に変わった。



私の後ろにいるのは不審者!?
不審者が不法侵入してるの!?
私はこれからどうしたらいい?
パニックに陥りそうになった時に閃いた。
私は職員室に向かって走る。
しかし一向に職員室に到着しない。
この学校って、こんなに広かった?
職員室までの道のりって長かった?
体力の限界を迎えそうだった。
職員室を諦め、どこか身を隠してやり過ごすことを考えた。



だけど、どこがいいかもわからない。
どうしていいのかわからなくなり思わず後ろを振り返る。
すると目の前にぶかぶかのコートに
フードを深く被った人がいた。
顔が見えなくて男か女か把握出来なかった。



その人は懐から何かを取り出した。ナイフ!?
咄嗟にそう思った私はギュッと
強く目を閉じた。



少し目を開けた時に見えたのは_____。



そして、そのまま意識が遠退いた…

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設定タグ:黒バス , ホラー , サイガ脱出シリーズ   
作品ジャンル:ホラー
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レイナ(プロフ) - 花宮落ちが良いなと思います。 勝手ですみません(´×ω×`) (2015年7月27日 4時) (レス) id: 88a6ecb96b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 静狐さん» えっ!? (2015年7月3日 19時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
静狐 - 今吉さんです! (2015年7月3日 16時) (レス) id: c3c93e9f8b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 秋狸さん» ありがとうございます!頑張って更新しますね! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
秋狸 - サイガさんの脱出シリーズ待ってました!怖いけど楽しく読んでます!これからも頑張ってください! (2015年2月16日 16時) (レス) id: b6fc68a439 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サイガ | 作成日時:2014年3月11日 13時

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