脱出 17 ページ20
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氷「Aちゃん、ありがとうね」
紫原君の隣にいた氷室さんが代わりにお礼を言う。
氷室さんってなんだか紫原君の親代わりみたい。
貴『いえ、たいした事ではないですし』
あとは秀徳のみんなを待つだけとなった。
高尾君や宮地さん達、化け物に襲われてないよね?
私が逃げ切れたんだからきっと大丈夫…。
そう信じて待っていたけど、約束の1時間になっても秀徳の人は誰一人と戻って来なかった。
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赤「集合!」
前までは集合してくれって頼んでたのに、すでに命令と化しているのを誰も突っ込まないことに違和感を感じているのは私だけなのだろうか?
しかもみんな集まるのが速い。
さすが体育系。
すごいな〜と内心みんなを褒め称えた。
でも、そんな悠長なことをしている場合ではなかった。
赤「僕達洛山は秀徳の捜索に当たる。そこで化け物に打ち勝つ武器集める組、倉庫から使えそうな物を運び出す組、散策を2組、待機組を作ろうと思う」
今「各キャプテンと相談してメンバーは決めといたからそれに従ってな」
ってことで私は倉庫から使えそうな物を運び出す組となった。
メンバーは笠松さんがリーダーとなって、黄瀬君、桜井君、福井さんの四人とだった。
一度四階を訪れた私は笠松さんのサポートをするようにと赤司君に言われた。
話が終わるとすぐに先輩が私の元へやって来た。
今「A、待機組やなくてすまんな」
貴『大丈夫です!私でもお役に立てるなら!先輩はどこのグループですか?』
今「ワシは青峰と火神、氷室の三人と一緒に武器集めや」
化け物を倒したという青峰君がいるなら心配なさそう。
それに先輩だって十分強いし。
火神君と氷室さんはどうなんだろう?
見た目的火神君は喧嘩慣れしてそう。
まあ、人は見かけによらずって言うけどやっぱりそうだったり…。
今「むしろ氷室の方が喧嘩慣れしとるで」
貴『そうなんですか?じゃあ大丈夫ですね』
何を基準に言ってるのか自分でもわからないし、先輩に心の声を読まれていることに今更なんの驚きもなかった。
桜「あ、あの氷雨さん、笠松さんが呼んでます」
貴『わかった。ありがとう』
今「桜井。Aのこと頼んだで」
桜「わ、わかりました!」
桜井君と一緒に笠松さんのもとへ向かった。
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レイナ(プロフ) - 花宮落ちが良いなと思います。 勝手ですみません(´×ω×`) (2015年7月27日 4時) (レス) id: 88a6ecb96b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 静狐さん» えっ!? (2015年7月3日 19時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
静狐 - 今吉さんです! (2015年7月3日 16時) (レス) id: c3c93e9f8b (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - 秋狸さん» ありがとうございます!頑張って更新しますね! (2015年2月16日 17時) (レス) id: 68af667ea3 (このIDを非表示/違反報告)
秋狸 - サイガさんの脱出シリーズ待ってました!怖いけど楽しく読んでます!これからも頑張ってください! (2015年2月16日 16時) (レス) id: b6fc68a439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サイガ | 作成日時:2014年3月11日 13時