Windflower～ダイヤのA～ (ページ6)

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5話ページ6

夕飯は男子寮の食堂で食べる決まりだ
女子寮に食堂はないから

ご飯を食べたあとは亮ちゃんと一緒に自主練をする

これがゆういつ私が亮ちゃんと一緒にいられる時間

野球部のウェイトルームを借りて腹筋、背筋、腕立て伏せ、スクワットを毎日30回づつこれが日課だ

亮ちゃんも一緒に付き合ってくれる

今は休憩中

亮介｢お前も頑張るね｣

A｢歌だけは諦めたくないんだ｣

亮ちゃんに歌声好きって言われたから

亮介｢一生懸命になれるものが見つかって良かったじゃん｣

A｢うん
亮ちゃんのおかげだけどね(ボソッ｣

亮介｢なんかいった？
聞き取れなかった｣

A｢なんでもなーい
あ、今年は甲子園行けそう？｣

亮介｢今の青道なら行けるって俺は思ってる｣

A｢応援行くね｣

亮介｢俺も合唱見に行く｣

A｢亮ちゃんが来てくれるなら私頑張る
コンクールメンバーに選ばれるといいなぁ～｣

亮介｢去年ちゃっかり選ばれてるくせになに生意気なこと言ってんの？｣

亮ちゃんがチョップの構えをする

A｢ぎゃ～ごめんなさい～｣

仕方ないって顔をして手を引っ込めてくれた

よかったよかった

亮介｢そのあとはカラオケ大会か
出るんでしょ？｣

青道高校生では校内カラオケ大会が毎年10月に開催される

生徒なら誰でも出られるもので全校生徒が歌がうまかった人に投票する

ソロで出てもいいし4人までなら団体でもOKだ

A｢去年の先輩達かっこよかったもんな～
今年はソロででたい！｣

去年は柚乃と2人で出たんだ

亮介｢練習付き合うよ｣

A｢え、いいの！？｣

亮介｢部活も引退してるし勉強もちゃんとするからそれぐらい付き合える｣

A｢ぜひ、お願いします
カラオケ行こ行きまくろ｣

亮介｢Aの奢りな｣

A｢私の練習だもん、当たり前
亮ちゃんも春ちゃんと一緒に出ればいいのに｣

亮介｢は？｣

亮ちゃんの手がまたチョップの構えになる

A｢うそ！嘘だよ
その手を引っ込めて！！｣

亮介｢出るわけないだろ｣

A｢冗談だって、ごめん｣

亮介｢そろそろ始めよ｣

A｢うん｣

私の自主練をした後は亮ちゃんのTバッティングに付き合う

私だってボールを投げることぐらい出来る！