【あんスタ】アイドルって、そんなにいいものですか (1)

この学院の女子、イケメン好き多くない？ ページ35

「あ。こっち」


どこをどう行けばいいかわからず右往左往していると、


なんかそれっぽい所に着いて。


ドアの前で手招きしてるプロデューサーさんを見つけた。


駆け寄るとプロデューサーさんは先に空き部屋に入っていく。


Q.私はこの時どんな顔をしていたでしょう？


A.生のプロデューサーさんが美少女すぎて真顔


もはや劣等感すら抱けない！！！声も可愛い！！


これはアイドル科キラーですわぁ・・・


「まず私が君に言いたいこと言っとくね。アイドル科の誰かと恋仲にならないこと！以上！」


超☆突然に用件言い出すプロデューサーさん。


・・・うん、『プロデューサーさん』って長いから、今から『あんずさん』でいいや。


「それは流石に絶対無いですね！！」


「そんなに強く否定しなくても・・でも、時々見てたけど、君だってまんざらでもない感じだったよ？」


「えっいつどこから見てたんですかこわい」


「無粋な質問しないでよー」


「すいません。でも・・そうですね。嫌では・・でも、このままだと・・・」


「点リーダーが多い、やり直しー」


「彼らが関わってくることに関しては、なんだかんだそこまで嫌ではないです。でもこのまま仲良くしてると困ったことに」


「まあ正直君自身のことはどうでもいいんだけどさ。それで？君は私に何の用なのかな」


やり直させたくせにぶった切られた。


マイペースな人なのかな？(適当)


「・・普通科の生徒に睨まれた、とかいうの、本当ですか？」


「嘘だよ」


「超あっさり」


「守ってあげなきゃ的女子アピールみたいな？ああでも安心してね。例えば『田中さんに暴言吐かれた』みたいに特定の人物の名前は出さないよ」


「ヨカッター ・・・のかな？」


「え、だめなの？」


「あんずさんもイケメン好きな人ですか」


「迷わずイエス」


「好かれるために、ちやほやしてもらうために、アイドル科に嘘ついてるんですか？」


「嘘・・まあ嘘だね。でも普通科の人に〜〜以外は何もだよ」


「ふうん・・」


「何さ」


「やー・・あんずさんて、ワールドイズマイン系なのかなーって」


「げ・・・心外だなぁ。悪女どころか、私アイドル科にすごく献身的だよ？プロデュースするし衣装つくるし、イベントの企画だってする」


「まじすかすげー」


「もっと褒めてくれてもいいんだよっ！？」

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