転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

卌壱 ページ41

『ひっ、ァ……無理ぐろ…い……っ』



頭が吹っ飛ばされたのは童磨がわるい。


けど私の前で頭なんかぶっ飛ばすな！！！



私一応6歳な。中身JKだけど平和な世界に過ごしていたこちらの身としてはあまりのぐろさに失神してもおかしくないのではと思ってしまう。


長年生きている人でも気絶するだろ。……まぁ柱とか鬼とかは例外として。



…また話しが逸れたね。
なんの話ししてたっけ。
あ。鬼ごっこしてる理由ね。


ごめんね今現実逃避したくて…




まぁ、童磨が頭吹っ飛ばされたあとね

少しでもぐろいのを忘れたくて頭をフル回転させてたら疑問が浮かんだの。



『刀をくれたってことは外に遊びに行っていいってことですか？』


ってね。そしたら予想外な事が起こった。



｢貴様は無限城から出たいというのか｣

無惨が困ったような怒ってるような感じで聞いてきた。



いや……


まぁ……



正直に言ったら…


でたいです！！！！！！！



推しに囲まれてるのは天国だけど。

日光に当てれないとかほんとに勘弁。
体が6歳だからなのかは分からないけど私は日向ぼっこが好き。ついでに運動も好きだった。


トリップ前は運動のうの字もなかったのにね。



引っ越す前…無惨様に会う前は村の男の子達と鬼ごっこをしたりしてたのを思い出す。



『そりゃお日様大好きですし鬼ごっことかかくれんぼとかやりたいじゃないですか。』


わざと寂しそうにそういえば


｢そうか｣


となにか思いついたような顔で返事をされた。



ここで嫌な予感はしていたんだ。



｢どうしても出たいのか？｣



『うーん。まぁ？出たいですね。人間だし。ここだと暇ですし。』



私がそう言うと無惨様がニヤリと笑った。


ｲｹﾒｿ……




『出たいな…ダメ、ですか…？』
必殺、上目遣い。鬼には効かないんだろうけどダメ元でやってみた。

しかもわし6歳だし。




そしたらなんとですよ。




見事に鬼ごっこをする羽目になったわけですよ。



なんでなん。




なんか私が5分間逃げ切れたら好きな時に外出出来るらしい。




…その代わり誰かに捕まったら…その人？鬼？の言う事を聞かなきゃいけないと。



5分なら、とその条件を飲み込んだ。



すぐに私はこの決断を後悔することになる。






マジでほんとに初めに5分でいいの！？って思った自分を1発ぶん殴りたい。

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