目覚め ページ7
Aside
暗い海から浮上したような感覚と共に
ツンとくる薬品の匂い
最後に覚えている事と繋ぎ合わせると
十中八九ここは病院だろう
何とか目を開けると
シリ｢…A？起きた､のか？｣
喉が酷く痛み声が出ない代わりに微笑めば
シリウスは涙を浮かべながら
良かったと優しく抱きしめてくれた
しばらく動かしていなかった体で力の強いシリウスに抵抗できるはずもなく
彼が満足するまで抱きしめられていると
入口の方から黒い蝙蝠ことセブルスが入ってくる
セブ｢！A､
おいブラック！負傷者をいたわることすら出来んのか貴様！｣
セブルスは
シリウスを私から引き剥がし､部屋から放り出した
セブ｢何処かまだ痛むか？｣
その問いに喉を指さすと
見せてみろと口をあけられる
セブ｢特に異常はない､水を飲めば喋れるはずだ｣
そう言ったセブルスから水を貰い､飲めば
こんなに水って美味いっけ？と考えている間にコップ一杯の水を飲み干す
そのタイミングで扉がノックされ
入ってきたシリウスの顔は不貞腐れていて
思わず笑ってしまう
シリ｢A喋れるようになったんだな｣
A『水飲んだら喋れたよ
まぁ､その…色々ご迷惑をおかけしました』
シリ｢迷惑とは思ってねぇよ
すっっっげぇ心配はしたけどな｣
そいつなんて時間が出来たらすぐにAの所向かってくんだぜ？
お前もだろうがブラック！！
そう言い合う2人にまた笑みがこぼれた
戻って､これたんだな…
そうだ､どれだけ眠っていたか定かじゃないけど
さぞ彼はご立腹だろう…
だから言ったじゃないか！そう言われる気がしながらも
シリウスにリーマスは今どこなのかと聞けば
気まづそうな顔で｢…ここ｣と答えた
A『リーマスも来てたんだ』
シリ｢あー…いやぁ､来たって言うか､なんというか｣
セブ｢はぁ…貴様の様態を知った時
体への蓄積された負担も相まって倒れたんだ
…なんとも情けない｣
A『え"､リーマスは？大丈夫なの？』
シリ｢Aが起きる数日前に目覚めて
万が一に備えて検査をしたが何も問題はなかった｣
A『よかった…
ね､リーマスに会える？』
セブ｢その前に貴様は検査だ｣
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検査を済ませ
1つの事を除いては完治しているため出歩くことを許可された
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トノン(プロフ) - 本作もお読みになって頂きありがとうございます！完走目指して頑張ります( •̀ω•́ )و (2023年2月7日 0時) (
レス) id: 90c86518f8 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - 面白い！超タイプです！頑張ってください！ (2023年2月6日 19時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トノン | 作成日時：2023年2月6日 14時
