真実を話して ページ15
Aside
闇の魔術に対する防衛術担当クィレル先生
いつも何処か自信のなさそうな話し方をする人
そんな人が闇側の勢力だとは微塵も思いはしなかった
きっと彼も元は優しい人なのだろう
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A『いｯ､た…あー､血が…』
クィ｢あ､あの､よ、ければ､これ｣
A『え､いいんですか？
ありがとうございます､後日綺麗にして返しますね！』
クィ｢いぇ､そ、そんな…｣
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あの時渡してくれた青のシンプルなハンカチーフ
結局返せないまま彼は消えてしまった
机に乗せたハンカチーフをただぼーっと眺めていると
コンコンと扉をノックする音と共に
小さき英雄､ハリーの声が聞こえた
ハリ｢フォーレント先生？｣
A『！､やぁハリー
何用かな？』
ハリ｢学年末で帰る前に挨拶を､と思って｣
嗚呼､そういえばそんな時期か
他の事に手一杯で忘れてたな…
｢それじゃ先生､また次の学期で｣と残して帰っていくハリーを笑顔で見送った後
自分も軽く荷物をまとめようと自室の扉を開いた
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新学期始まってからの仕事に追われたくなさで
済ませれる仕事を済ませ
家へ帰ろうと外を見るともう夕日は傾いていて
早足に家へと姿表しで移動し
鍵を開け中に入れば
ふわりと美味しそうな香りが鼻をかすめた
リマ｢おかえり､簡単な物しか作れなかったけど夕飯の準備出来てるよ｣
A『いつの間にリーマス料理作れるようになったの』
リマ｢まだ失敗はするし､レシピ本は手放せないけどね｣
A『それでも成長してるよ
あの炭作ってたリーマスがこんなに美味しそうな料理作れてるんだから』
リマ｢あ､あれは！…もう､いいから冷めないうちに食べよう｣
学校でこんな事がおきたやハリーはどんな感じかなど
話しながら夕飯を食べ終えれば
｢先に入っておいで｣と言われ
優しさに甘え､先にお風呂へと入る
湯につかりながらふと思った事は
なんか今日のリーマス無駄に準備良くね？ということ
リーマスが用意周到な時は大抵
何かしでかしたか迷っている時だという事を私は知っている
A『お先ありがとうねリーマス』
リマ｢別に感謝されるような事はしてないよ
そうだ､お風呂上がりにデザートセットなんてどうだい？｣
A『わぉフルコース』
チョコケーキと紅茶を机に乗せ
｢僕もお風呂入ってこようかな｣と去ろうとした彼の手を掴み
彼が避けていた言葉を口に出した
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トノン(プロフ) - 本作もお読みになって頂きありがとうございます！完走目指して頑張ります( •̀ω•́ )و (2023年2月7日 0時) (
レス) id: 90c86518f8 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - 面白い！超タイプです！頑張ってください！ (2023年2月6日 19時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トノン | 作成日時：2023年2月6日 14時
