おかえりなさい -1- ページ48
アルミン「……何があったのかは思い出せないけど、皆から聞いたよ」
膝をぎゅっと抱える。
貴「本当に兄さんを…大切に思うのなら、本当に役に立ちたいと思うのなら、エレンとミカサのようにするのが正しかったんでしょうね」
自分が嫌いになりそうだ。
元々そんなに好きでもなかったが、今度こそ本当に大嫌いになりそうだった。
アルミン「やっと喋ってくれた」
貴「…?」
アルミン「こうやって一緒に居られるようになってからまだ3ヶ月も経ってないけど、未だにユキが喋ってくれるタイミングって言うか…そういうの分かんないよ。
沢山喋ってくれる、珍しいなぁと思ったらすぐにまた小一時間喋らなかったりするから」
貴「……」
104期トップの座学を修めたと聞いていたアルミンが何を考えているのだろう、と時々思うことはあったが、そんな事気にしてたのか。
アルミン「もうちょっとだけ。こっちへ来て」
ユキは立ち上がらずに腰だけスッと動かして僅かに移動した。
アルミン「ユキは怖がりだなぁ」
心配しなくてもいいのに、と心を見透かしたようにアルミンは呟き
アルミン「君の判断は正しかったよ」
誰に言うでもなく、眼下に広がる街を見てそう言う。
184人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水無月碧音(プロフ) - ピペットさん» ありがとうございます!続編へ移行しますが、これからもよろしくお願いします! (2020年4月10日 15時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ピペット - 始めから読んでいますが感動の連続でした。この後の展開も楽しみです。これからも頑張ってください! (2020年4月10日 15時) (レス) id: 0435408fb3 (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)完結までどうぞよろしくお願いします (2020年3月18日 10時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - この小説は数多くある小説の中でもダントツに好きな小説です!!こんなに長く続けて頂きほんとにありがとうございます!!また5期?の進撃の巨人もよろしくお願いします! (2020年3月18日 9時) (レス) id: 40bc579dd3 (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - 羅天心@らてんしんさん» やっと載せられて良かったです笑ありがとうございます笑笑 (2020年3月17日 17時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水無月碧音 | 作成日時:2019年7月16日 21時