大鉈 -1- ページ20
ハンジ「ライナー。この左胸に入っていた鉄のケースは何だい?」
ハンジが質問をする間、私はミカサに肩の傷を縛って貰っていた。
ミカサ「痛くない?」
貴「ええ」
ハンジ「君が手足を切り落とされる前、最後の力で取り出そうとしたものだぞ。自決用の薬?それとも爆弾か?」
ライナー「……てがみ」
…手紙?
ハンジ「…何の手紙?」
ライナー「ユミルの…手紙だ。クリスタに…必ず…渡してほしい」
ハンジ「……中身を改めてからね」
ハンジはそう言って鉄の小さな四角い箱に入った手紙を胸に仕舞った。
ハンジ「さて、君に聞きたいことは山ほどあるんだけど…君の口も鎧のように堅そうに見える…」
ハンジが剣を抜いたのを見て私も剣を抜く。
ハンジ「君は、私たちが知りたいことを教えてくれるかな?」
ライナー「……。
いいや」
彼は挑発的に笑った。
ハンジ「ありがとう。覚悟ができてて助かるよ」
彼に剣を向けるハンジを追い抜く。
ハンジ「!?ユキ、」
真っ先に彼の首に刃を立てた。
血が腕にかかって汚い。
ライナー「グッ…!」
…どうして今更人間のように苦しむの?
貴方たちは私の仲間を、私の大切な人を沢山奪っておいて。
ハンジ「ユキ、替わろう。そこを退いてくれ」
貴「……」
ハンジ「君のする事じゃ無い」
貴「…わかった」
ハンジが再び彼の頸に刃をかけたとき
ジャン「待ってください!
いいんですか?その力…奪えるかもしれないのに」
ジャンの言葉で、団長の言葉を思い出した。
184人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水無月碧音(プロフ) - ピペットさん» ありがとうございます!続編へ移行しますが、これからもよろしくお願いします! (2020年4月10日 15時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ピペット - 始めから読んでいますが感動の連続でした。この後の展開も楽しみです。これからも頑張ってください! (2020年4月10日 15時) (レス) id: 0435408fb3 (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)完結までどうぞよろしくお願いします (2020年3月18日 10時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - この小説は数多くある小説の中でもダントツに好きな小説です!!こんなに長く続けて頂きほんとにありがとうございます!!また5期?の進撃の巨人もよろしくお願いします! (2020年3月18日 9時) (レス) id: 40bc579dd3 (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - 羅天心@らてんしんさん» やっと載せられて良かったです笑ありがとうございます笑笑 (2020年3月17日 17時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水無月碧音 | 作成日時:2019年7月16日 21時