目標32話 ページ34
Aを下敷きに倒れてしまったツナは、急いで退けて「ごめんAッ！！」と謝った
Aは少し笑って「大丈夫ですよ」と言ったが･･･
A「いッ･･･、てて」
ツナ「A･･･ごめん、オレのせいで･･･」
立ち上がろうとするAの背中を、謝りながら抑えて手伝うツナ
A「大丈夫ですって
･･･それより、京子ちゃんもオレらと同じように飛ばされたとしたら ここに居るかもしれません、探しましょう」
ツナ「･･･そう、だね」
あまり納得出来ていないツナを見て見ぬふりをし、フラフラしながら小走りで奥に進むA
ツナは"京子ちゃんも心配だけど、自分を庇って怪我をしてしまったAも心配"だと思っていた
ツナ「ほんとに大丈夫だよね･･･京子ちゃん...」
A「･･･大丈夫に決まってますよ！」
いつもの優しい笑顔に、ツナは安心した後 キョロキョロと辺りを見渡し、京子探しに集中した
ツナ「京子ちゃーん！！」
A「･･･京子ちゃ〜ん！！」
「･･･ツナ君？Aちゃん？そこにいるの･･･？」
その時、奥の方から高く女性らしい声が聞こえてきた
ツナ「この声･･･！！」
A「こっちか･･･！」
声の主が分かっているツナ達は、お互いを見て頷いた後 急いで走り出した
･･･走った先にいたのは、座り込んで左足を抑える髪の長い女性───･･･10年後の笹川京子だった
A「だ、大丈夫ですか･･･？」
10京子「うん ありがとう！助けに来てくれたんだね」
そう言って微笑む10年後の京子の姿に、顔を赤く染めるツナとA
10京子「でもごめん･･･私、足挫いちゃって･･･」
ツナ「え、大丈夫･･･！？」
A「あ、足見せて」
そっと京子に近寄り、優しく足首を触ると 京子とAの距離が縮まる
壊れ物を触るようなAの姿に、京子は少し驚いた顔で、ツナとAを交互に見た後「二人とも、なんだか懐かしい感じがする」と言ってまた微笑んだ
A「え･･･！？そう、ですか･･･？」
ツナ(あれ･･･A、もしかし･･･)
少し顔を赤く染めるAの姿に、驚くツナ
その時、ブラックスペルの太猿の声が聞こえてきた
太猿「──取り零しは無しだぜ」
10京子「あ･･･！」
ツナ/A「「！！」」
太猿「なぁに、すぐに済む･･･
───メインディッシュの雨の守護者を待たせらんねぇからな」
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クロにゃんスリーピー(プロフ) - 凄く続きが気になります！更新頑張って下さい！応援しています！！ (2021年5月15日 2時) (
レス) id: 803aa7d309 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜(プロフ) - 続きが凄く気になります！！！更新待ってます！！頑張ってください！応援しています！ (2019年8月28日 0時) (レス) id: 4180bbe458 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くじょー | 作成日時：2019年3月18日 5時
