12話 ページ12
碧棺左馬刻はヒプノシスマイクに手をかけていた。
まずいな、物理攻撃には慣れてるけどこれは別だ。
「ストップストップストップ！！！やめろ左馬刻」
入間サンが俺と碧棺左馬刻の間に入る。
「邪魔だ銃兎！！」
「ここは街中だぞ！場をわきまえろ！」
入間サンが声を張り上げる。
随分と焦っているようだ。
「餓鬼同士の喧嘩なんざに俺を巻き込むな」
餓鬼……入間サンまで子供扱いですか。
俺の短所だ。意識しないとすぐ顔に出る。
「おい、知友不満そうだな」
そんなことはないですと言おうとして両頬を片手で挟むように掴まれた。
「喧嘩はよせ、命令だ」
命令…という言葉に反応して入間サンの手をはらっていた。
よほど睨みつけてしまったのか入間サンが少しよろけてみせた。
「別にっ、アンタ以外にも養ってくれる人はいる！！自分が特別だと思うんじゃねぇ！」
つい口が荒くなってしまった。こんな事言うつもりはなかった。
実の両親から身をもって教えこまされた「人を傷つける言葉」の類が出てしまったのだ。
本当なら、「商売中の知友」ならこんな事はしない。
客に対して暴言を吐いたりしない。
客の手の中にあるようにみせて、客側を操る。それが知友の営業理念のはずだ。
はずなのに…この男は一体何なのだ。
言葉遣いも、態度も許して……体の関係も求めない。
こんなの、どう反応していいのか分からなくなる。これじゃあまるでこっちが…こっちが、貴方を求めているみたいだ。
続く (更新停止中)
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咲夜(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2019年12月26日 22時) (
レス) id: 92733d3471 (このIDを非表示/違反報告)
鰓呼吸 - tyokoさん» ありがとうございます！！まだ、ところどころ未定な部分もありますが、たのしんでいただけたら、幸いです！ (2019年11月16日 23時) (レス) id: ec48264a34 (このIDを非表示/違反報告)
tyoko - これから2人の関係がどうなるのか気になります。続き楽しみにしてます (2019年11月16日 23時) (レス) id: 5c05b27ca9 (このIDを非表示/違反報告)
鰓呼吸 - シェエラさん» ありがとうございます！！男主のヒモってなんかめっちゃ好きです。はい。 (2019年11月16日 20時) (レス) id: ec48264a34 (このIDを非表示/違反報告)
シェエラ(プロフ) - ヒモ？シリーズ、楽しく読まさせていただいています。 (2019年11月16日 14時) (レス) id: 3961ec6426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鰓呼吸 | 作成日時：2019年11月16日 1時
