離れとうない ページ36
それから毎日の様にコーヒーや母上達と共に過ごした
特にコーヒーとは学業で構ってやれない分この長期休暇期間はでっろでろに甘やかした
一緒におやつを食べたり遊んだり、夜はもふもふうさちゃんの読み聞かせをして３人で寝た
その日々はとても幸せで、何よりコーヒーが愛おしくて愛おしくて仕方がない
会話をする都度メモに言いたいことを書き記している様子さえ可愛らしい
コーヒーは軽い自閉症でコミュニケーション能力に少しばかり問題を抱えているらしいがそんなことは関係ない
それもまたコーヒーの良さ、私達の自慢のコーヒーなのだ
しかし幸せな時間というのはあっという間に過ぎてしまうもので、とうとう明日には学校が始まる日になってしまった
早朝には出てしまうのでコーヒーのお見送りは期待できそうにない
名残惜しくはあるが仕方のないことだ
仕方の……無い……
「二人共、いい加減寝る時間ですよ。コーヒーもお眠なんですから離してあげなさい。」
「いやです！コーヒーも学校に連れてきます！」
「こんな天使と一時だって離れていたくありません！」
「コーヒーはまだ１歳ですよ！」
前日にして私達はコーヒーと離れたくなさすぎて駄々をこねていた
明日からはまた学校の寮での生活が始まる
そしたら母上には会えなくなるしコーヒーにも会えなくなるし何より学校の愚か者共の対応をしなくてはならなくなる
この天国を知ってしまっては最早学校に行きたくなくなってしまうほどだ
「ほら、もういいでしょう。明日に備えて今日は早く寝ないと。ちゃんと学校にコーヒーの写真と共に手紙を送りますから。ね？」
「うぅ……名残惜しぃ……コーヒーと触れ合い続けたい……頬骨をスリスリしたい……だが我慢せねば……せねば……くぅっ……！」
「仕方ない事だアリシア、ここはグッッッと堪えて別れの悲しみと思い出を胸に乗り越えよう。コーヒー、次の休みになったらまたすぐにお前のもとに行くからな！それまでいいこにしてるんだぞ！」
「あぅ。」
「あ〜私の弟がこんなにもいい子すぎる……！」
ワインは泣きながらコーヒーに頬擦りした
「ほらワインもアリシアも、コーヒーにあまり無理をさせてはいけませんよ。ここは地下ですが夜であることをお忘れなく。そろそろ私も怒りますよ。」
「「はぃ……」」
こうして私達は大人しく重い足取りで寝室へと向かい、始発の列車で学校へと戻ったのだった
この一ヶ月でコーヒーに構い倒していたおかげで気力は大分回復したがここからは油断してはいけない
一学期で既に私達は目立ちすぎている
今後何が起こるかは想像に難くない
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シナモンよりバタスコ - お久しぶりです〜休校中でようやく暇ができたので来れました！アンダインをいじめやがったくそカスどもをどんな刑に処すのか楽しみです！（ドス黒い笑み） (2020年3月12日 15時) (
レス) id: cfc30d1018 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - まう (元ヒロアカ好き)さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月14日 15時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
まう (元ヒロアカ好き)(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみにしてます!!!!!!更新頑張ってくださいです!!!!!! (2019年5月14日 10時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - ウルフォックスさん» はい！ありがとうございます？怯えたあの公式絵、ピオネールからつなぎ、そしてあのバトルボディと余裕！いったい何があったんだ社会の波怖ぇって感じです (2019年5月5日 23時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフォックス - 更新頑張って下さい！ヽ(・∀・)ノ AUに関してはそこまで詳しい知識は無いんですけど、ワイン様って今と昔で大分イメージが違うんですね〜。勉強になります！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 7504809da4 (このIDを非表示/違反報告)
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