俺の 。9 ページ10
眼前を 、見慣れた白色が横切った 。
「俺の
「ンガぁあ゛ァッ!」
腹に響く様な断末魔と共に鬼の頸がドサリと落ちる 。白い影は目にも止まらぬ速さでそいつの太い腕を乱切りにし 、私を攫った 。
「...大丈夫かァ」
「はい...ありがとうございます」
私を降ろすとハァ...と肩で息を吐く不死川さん 。その額には汗が浮かんでいる 。
「下弦如きに手こずんじゃねェ」
「...すみません」
「...」
そのまま暫く沈黙が続く 。
何処となく気まずい空気の中 、先に声を発したのは不死川さんの方だった 。
「......やる」
ずい 、と押し付けられたのはボタン達 。金やら白やら...見覚えのあるモノばかり 。
「ってこれ隊服の...やっぱり犯人は不死川さんだったんですね」
「違ェ 。気付いたら懐に入ってたんだよォ」
「何言ってるんですか 。そんな嘘通用する訳...... 、」
言い終わらない内に顎を掬われ 、唇を柔いモノで封じられる 。
目の前で揺れる銀髪は存外柔らかそうで 。伏せた長い睫毛も髪と揃いの色をしている 。それが彼の唇だと気付くまでに大した時間は要さなかった 。
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なお - え・・すご・・・・かっこよ (2022年8月28日 8時) (レス) @page50 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - えっ・・・実弥さん・・・かっこ・・・よ・・・す・・・ぎ・・・る・・・(パタッ) (2021年12月1日 17時) (レス) @page4 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - あにゃもさん» コメントありがとうございます、最後まで読んで下さって嬉しいです…!(;;)今のところ次回作は未定ですがまた実弥さんのお話を書く機会がありましたらその時は是非よろしくお願い致します! (2021年6月18日 6時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃも(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした!読んでいてたくさんキュンキュンして、2人が幸せになれて本当によかったです!実弥の男らしさがよかったです!また次回の作品も楽しみにしています! (2021年6月17日 18時) (レス) id: ada6e08598 (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - 勝天Runaさん» コメントありがとうございます!かっこいいと言って頂けて幸せです...!完結まで本当にあと少しなので頑張ります...! (2021年4月19日 6時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マツリ | 作成日時:2019年11月30日 14時