俺の 。6 ページ7
.
締まり切らない隊服の胸元 。今にもはち切れそうなぱつんぱつんのソレからは肌色が大胆に覗く 。
鏡に映った何処ぞの恋柱の様な格好に目眩がする 。
まさか晒しまでなくなっていたとは...
取り敢えずボタンは丁度持っていた物で代用したが 、胸を潰せないから留められない 。いや 、それにしてもキツすぎないか 。隊服が小さいのか胸が大きいのか...
突然入って来た銀髪の男に思わず眉を顰める 。よりに寄って今一番顔を合わせたくなかった男だった 。
「...合図位して下さい」
「テメェと俺の仲だしいいだろォ」
「ただの同僚でしょう？私まだ着替え中なので出てって貰えます 、」
刹那 、ふわりと鼻腔をくすぐる男性らしい爽やかな香りがして 、抵抗する間もなく後ろから逞しい腕の中に捕らえられてしまう 。
「A...」
「な...名前呼び」
「随分とやらしい格好じゃねェか...なァ？」
片手で腰を抱き 、耳に低く意地悪い言葉を注ぎ込みながら開いた胸元をなぞってゆく 。
「ぁッ 、ンぅ...ん 、」
自分でも驚く程艶めかしい女の声が漏れる 。そんな私を見下ろして悪魔は満足そうに微笑んだ 。
皮膚をカリカリと引っ掻いたり 、今朝印を付けた箇所を一つ一つ数えながら撫でたり...なんて独占欲 。鏡の前でわざと私に見せつけてくる 。与えられる微弱な快感がもどかしくて無意識に腰が浮く 。熱っぽい吐息が二人きりの室内に溶けた 。
「はッ...スケベェ」
「〜〜っ！」
突き放して最低だと罵りたいのに最低の『さ』の字すら出てこない 。ただただ真っ赤になって恥じらう私を見下ろし 、満足げに喉を鳴らす不死川さん...この人こそ本物の鬼だ 。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4726人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なお - え・・すご・・・・かっこよ (2022年8月28日 8時) (
レス) @page50 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - えっ・・・実弥さん・・・かっこ・・・よ・・・す・・・ぎ・・・る・・・（ﾊﾟﾀｯ） (2021年12月1日 17時) (レス) @page4 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - あにゃもさん» コメントありがとうございます、最後まで読んで下さって嬉しいです…！(；；)今のところ次回作は未定ですがまた実弥さんのお話を書く機会がありましたらその時は是非よろしくお願い致します！ (2021年6月18日 6時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃも(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！読んでいてたくさんキュンキュンして、2人が幸せになれて本当によかったです！実弥の男らしさがよかったです！また次回の作品も楽しみにしています！ (2021年6月17日 18時) (レス) id: ada6e08598 (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - 勝天Runaさん» コメントありがとうございます！かっこいいと言って頂けて幸せです...！完結まで本当にあと少しなので頑張ります...！ (2021年4月19日 6時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マツリ | 作成日時：2019年11月30日 14時
