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何でこうなるんですか ページ17

『社長…着きましたよ、起きてください』

「んー………ぜったい…りょ、う…いき…Zzz」

『………。』





どんな夢見てんだよこのド変態が。



無事に商談を終えて会社に戻ってきた。

気がつけば外はもう暗いし、基本残業はしない
Ms.17時と言われるくらい 私はいつも定時で帰宅する。
そんな私が今日は19時過ぎまで働いている…ありえない。





『マジで起きてよ。私帰れないじゃん』





さっきから携帯が鳴り続けて鬱陶しいんだよね。

相手は大体想像ついてるから、社長の近くで出たくない。だから、あんたを早くオフィスに送り届けてから電話したいわけよ。








「ねー、Aちゃん電話でないの?」

『テメー…寝たふりかよ』

「僕…社長なのに扱いひどい」

『いいから早くオフィスにお戻りください、社長には今日中にやっていただかないといけない仕事が山のようにありますので』

「えー、Aちゃんは?」

『帰ります』

「ずるいっ!」

『そういう契約ですので』

「ちぇ〜」





しぶしぶ車から降りた社長は、ある一点を見つめている。



サボる口実でも探しているのだろうか…。







『社長…早くお戻りくだ((「Aちゃん」

『何ですか?』

「僕さぁ、あの子たち見たことあるんだけど」

『は?』

「なんか、僕すごく見つめられてる!」





何言ってんだよおっさん。そう思いながら
社長の見つめる先…ロータリーを超えた向こう側に私も視線を向ける。









『……っ?!』





無駄にでかい先代社長の銅像なんかが飾ってあるうちの会社入り口…そこから感じる熱い視線は、明らかに私を捉えていた。




ポカーンと口を半開きにしてこっちを見ている2人の顔に、私は見覚えがある…。






『社長…早く戻りましょ…((「おーーーい!君たちー!!!」

『はぁ!?ちょっとバカ!!』

「いいじゃん!僕アイドルとお話ししたい!
おーーーい!入っておいでよ〜!」





若干戸惑いの表情を見せながら、2人は敷地内に入って来やがった。





最悪…







私の人生終わった。





.

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るな(プロフ) - 続きが気になります!!私的に大好きな作品なので!!更新頑張ってください (2017年5月3日 18時) (レス) id: 8cb6705672 (このIDを非表示/違反報告)
あなちゃん(プロフ) - いやー、主人公ちゃんあたしと同じ感じだなぁ〜!主人公に共感(笑) (2017年3月28日 19時) (レス) id: a584e3a8a5 (このIDを非表示/違反報告)
* ほ い っ ぷ *(プロフ) - 新作おめでとうございます!優蘭さんの作品面白いので大好きです!!これからもq(*・ω・*)pファイト!です (2017年3月21日 18時) (レス) id: 529c6859a3 (このIDを非表示/違反報告)
い ち ご み る く(プロフ) - 新作おめでとうございます^^リハビリ頑張って下さい(笑) (2017年3月20日 0時) (レス) id: 55912c3661 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優蘭 | 作成日時:2017年3月20日 0時

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