↑９０話↓ ページ5
→Aside←
A「…昨日、京子に色々なことを聞いたんだ…ここで何が起きたのか、そしてクラスメイト達が、武がどういう行動をしたのか…とかな？」
山本「！！」
武は驚いたのか目を見開いてあたしの話を聞いている。
A「…別にあたしは怒ってるんじゃないぞ？だって武は屋上で京子を庇ってくれたみたいだし…。」
山本「あ、あぁ…。」
あたしが怒ってないと言うと少し安心したのか、肩の力が抜けたように見えた。
…そんなことで安心するなんて…甘いぞ、武。
A「でも、次の日からはどうだ？京子のことも庇わずに傍観者でいたそうじゃないか。…確かに、一部始終を見ていないのだから屋上で見た光景を思い出すとどちらが正しいことを言っているのか分からなかったかもしれない。…でも、それでも、今の状況を見ろよ、仮に苛めを受けたからって仕返しにしてはあまりにもやり過ぎだろ。…あたしは一対一で喧嘩をするのなら止めない…でも、多人数対一人は明らかにおかしいだろ。…止める奴が一人くらいはいてもよかったんじゃねーの…？「こういうことはもうやめよう」…その言葉を言うことにも勇気がいると思う…でも、一人で多人数からの暴言、暴力という恐怖に立ち向かうということはもっともっとすごく勇気がいるんだぞ…？」
山本「っ！」
A「…あたしはそんな事が起こっているのを知って、見過ごすなんて選択は一切ない。…あたしの言いたいこと、分かるか？…つまり、武がこれからも今の状態でいるのなら、あたしは今後もう、武のことは友達としては見れないと思う。だから、このまま変わらないなら京子にはもちろん、あたしにも関わらないでほしい。あたしを見かけてもさっきみたいに話しかけないでほしいんだ。…あたしは京子を絶対に守るって決めたんだ。だから、京子の不安そうな顔や、悲しむ姿は見たくない。ずっと笑顔でいてほしいんだ。」
山本「…っ」
武はあたしの言葉を聞き終えて一瞬傷ついた顔を見せて俯いてしまう。
その姿にあたしも心が痛んだがこれも京子の為だ…心を鬼にして言葉を続ける。
A「…今すぐどうするか決めろなんて言わないぞ。…変わることにだって勇気がいるんだ……良い答えを期待してる。…じゃあな。」
そう言ってあたしは屋上を出て教室に戻って授業を受けるのだった。
…二限目、武は教室に戻ってはこなかった。
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黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - フランとベルさん» 返信遅くなりすみません！閲覧やコメント、そして応援ありがとうございます、これからも遅い更新ながらも頑張ります＾＾私の推しは以前は獄寺と山本だったのですが、今はどのキャラも満遍なく好きです(笑)強いて言うなら雲雀さんと骸さんが今の所私の推しです(^^♪ (2021年10月2日 17時) (
レス) id: a2b3206c8c (このIDを非表示/違反報告)
フランとベル - 頑張ってください、とても面白いです！もし、良ければ作者さんの推し誰か聞いても良いでしょうか？ (2021年8月18日 6時) (レス) id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 無気力女子さん» 返信遅くなり申し訳ないです…。そして閲覧やコメントをありがとうございます！楽しんでいただけたのなら良かったです！また時間があるときに見に来て下さると嬉しいです＾＾ (2019年10月18日 14時) (レス) id: a2b3206c8c (このIDを非表示/違反報告)
無気力女子 - とても面白いです！次の更新楽しみにしてます！ o(*⌒―⌒*)o (2019年10月3日 18時) (携帯から) (レス) id: 98421af185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時：2019年3月31日 10時
