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ジョシュアside
会合の後、帰ろうとするエルフィンを無理矢理留めて2人でその場で待つ
エドもハルも後ろにいる、つまり4人で待機していた
待ち人は会合後すぐに呼ばれた宇治、なんでも「次の炉開きで任命式を行う」とかで
俺達はただ心配で_エルフィンは無理矢理だけど_待っていた
程なくして後片付けをしに来たのか、宇治がちゃんと戻ってくる
宇治は俺達を見て少し悲しそうに笑ってから俯いた
「ばっかじゃねぇの、なんでいんだよ…終わったろ?」
「……前の夜、たまたまお前と話した時のことを思い出したからね」
「ジョシュに聞いた、何か…あったの…?」
待ってる間にもし宇治が政を担う日が来たらという話を3人に話した
この話はペコやA、ましてや他国の姫君に聞かせるものじゃないと思って頃合をずっと見てた
…だから、今ハルも珍しく肩を落としててるしエルフィンは少し眉を寄せ伺ってる
宇治は何も言わずに机の上を片付けていた
全て、使った道具全てを持ってきてた盆に乗せて…懐から短刀を取り出した_宇治の懐刀だ
なにをするのかと思っていると宇治はなんとそれを地面にぶん投げたのだ
呆気に取られて固まる俺達の前で宇治は…
「ごめ…ジョシュ…エル、エド……っ
もう、お前らと……一緒に…いれないっ!」
泣き笑いを浮かべていた
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作者名:月夜 | 作成日時:2020年2月8日 20時