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ジョシュア様は「前にAには言ったけどその後は2人で考えたから一緒に」と言ってリカ様をお呼びした
「お前らな、人の扱いを少しは考えろ…
大変だったんだからな?」
「本当、無理を言って申し訳ございません…お陰で助かりました」
少し不服そうに述べるリカ様にぺこりと立ち上がった後頭を下げると「否、いい抹茶飲ませてもらったからもういい」と許してくださった
「エルフィン様、一応…珈琲も共にと考えチョコと氷菓子です」
私は兄上が持ってきてくださったもう1つの籠から珠李様から預かった_今日は別の国との交易があるとかで来られなかった_レシピの元作った氷菓子をお出しする
「……抹茶はともかく紅茶と珈琲の色は地味にしか違いがないな」
「そこが難点…だけどまぁ、味は保証するよ」
それぞれの味を教えるとエルフィン様はまず珈琲の氷菓子を口にした
1口分掬い口の中に含んだ後ゆっくりと咀嚼しつつスプーンを手の中で弄るエルフィン様を心配しつつ見た
「……少し、苦味が抑えられてるからこれなら
でも、ここからエスプレッソとかは急に厳しいと思うが?」
「それに関してはもう、無糖に入る前に砂糖が入ったもので慣れてもらうしか…ね?」
眉を下げ、肩をすくめるジョシュア様にエルフィン様は納得したようで「確かに、入口がこれで後は本人達にとした方がまだいいか」と頷いた
どうやら、いい方向に進んだようで思わず小さくガッツポーズをしてしまった
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作者名:月夜 | 作成日時:2020年2月8日 20時