【鬼灯の冷徹】恋する相手は腐女子の第2補佐官!? (ページ35)

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1日目③ ページ35

A「そう言えば鬼灯様〜私お腹空きました」

奈良の街並みを眺め歩きながら私は鬼灯様に言ってみた

鬼灯「そうですね。12時ですか…私も少々小腹が減ってきたところです。どこかでお昼にしましょう」

そう言って私達は飲食店を探しながらブラブラ歩いていた
すると謎の視線が私の背中を刺した感覚に襲われた
すぐさま後ろを振り向いたが誰もそういった視線を向ける人はいない
私の異変に気づいた鬼灯様が心配そうに聞いてきた
鬼灯「Aさんどうかしましたか？」
A「いえ、なんか視線を感じたというか…気のせいかな…」

鬼灯「……？」

A「なんでもなかったです！とりあえずメシ探しましょう！メシ!!」
鬼灯「レディーならもう少し丁寧な言葉を使いなさい!!」
A「す、すいません！！！？」

そんなこんなで歩いていたらうどん屋さんを見つけたのでそこでお昼を済ませることにした

私も鬼灯様も大食い中の大食いなもので値段気にせずバクバクと大盛りを10皿は平らげた
店主も他のお客さんもビックリしていた

？「あいつら…相変わらず食うな…」
？「ちょっ…聞こえちゃいますよ…！」

ふと聞きなれた声が気のせいだと思うほど微妙な大きさで聞こえてきて店内を見回す
特に知り合いっぽい人は見当たらなく気にせず店を出た

鬼灯「そろそろ今晩泊まる旅館行きましょうか」
A「もうですか…？」
鬼灯「はい、特に奈良は鹿以外に目的なかったです」
A「こいつ奈良民を微妙に傷つけたぞ今。とりあえず行きましょう！旅館楽しみー！」

鬼灯「きっと気に入ってもらえると思います」

どんな旅館だろ〜！！景色が綺麗だったりするのかな〜!?
美心な女将さんがおもてなししてくれたり!?いやー！楽しみー！！

〜タクシーで約1時間後〜

鬼灯「着きました」
A「………………………………え゛」

着いた旅館は私の想像を遥かに超えた…言っては失礼なのかもしれないが言ってしまおう。

一言で言えば営業してるかも分からない、見た目はまるでお化け屋敷…な古い旅館だった

A「ほ、ほ、ほほ鬼灯様…!?これは一体…!?(震」
鬼灯「いかにも、「あ、これ幽霊出るわ」な旅館です。気に入っていただけましたか？」
A「気に入るわけないだろが!?完璧鬼灯様の好みじゃないですか!!怖いですよ!!」
鬼灯「そこがまたいい。じゃあ入りますよ」
A「ひぎゃ!!」
鬼灯様に無理やり連れられ泣く泣く泊まることに…

？「アイツらマジか…!?Σ(ﾟдﾟ)」