謎解き遊戯のサイハテ

朝五時 ページ28

『_________ッ！！』



勢いよく飛び上がる。


見慣れた机、壁、天井、扉______


瞬時に理解した。


嗚呼、あれは夢だったか_________


時刻は、まだ午前五時。

冷や汗の所為で、首筋に飴のように絡みついた
髪が、煩わしく感じられる。


胸の鼓動があり得ないほど早鐘を打っている。


隣を見ると、乱歩はいなかった。

本当にここが福沢家なのかを、無意味ながら
疑った。

扉が開く。


乱「…どうしたの」


『うんん、何も…』


頬にまた冷や汗が流れる。

乱「嘘つき。ならどうしてこんな時間に起きてるの。だって喉渇いたとか、そういう訳じゃ
ないんでしょ。どうしたの」


気まずさで目を逸らす。

だが相変わらず、目の焦点がずれていて、白い肌がさらに真っ白くなっている。


乱「もう一回聞くよ、どうしたの」


『変な夢を、見た』


乱「厭な夢、の間違いでしょう」


彼女は、いまどんな顔をしているのだろうか。

それは乱歩にしかわからない。

その表情をどう受け取っているかも、乱歩に
しかわらない。


乱「強がらなくたっていいの。君は、一人じゃ
ないんだからね」


そう云って乱歩は、優しくAの背中に
手を置いたのだった。


強がらなくたっていい、か。


そう思いながらも、やっぱり彼女は、今にも
溢れそうな涙をぐっと堪えるので、精一杯に
なっているのであった。



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みんなの(？)駄作者丸ノ内マルフォイです！
次回から数話ほど、番外編の内容となっております。理由は簡単！10月21日は乱歩君の誕生日だからさッ☆

プロの方なら日付変わった瞬間にアップして
たりしそうですが、(もしくは遅れましたぁ
とか云って神小説をアップする)残念ながら！
私はプロではないッ☆

というわけで内容も小学生低学年並み、
更新も誕生日当日にはできないという
ばっかでぇな結果になるのですが、見ていた
だけるとこの作者は歌って踊り出します。
踊ります。

よろしくお願いします！m(_ _)m

【番外編　其の一】　廻り合わせ→←悪夢の延長線

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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