63話 ページ14
「記憶はあんだけどあの時は俺が俺じゃなかったというか…」
「なにアンタ酔ってたの?」
「釘崎は俺があの状況で酒を飲みかねないと思ってるの?ショックなんだけど…」
誰の話をしてるのか分からず、もくもくとピザを食べてる伏黒くんを見た。
そしたら伏黒くんはコソッと「東堂先輩のことです。」と教えてくれた。
…野薔薇ちゃん東堂先輩のことゴリラ扱いなんだね。
「でもまぁ伏黒の怪我が大したことなくてよかったな。ピザも食えてるし。」
「あの時呪力カラカラだったのが逆によかったみたいだ。根を取り除いた時点で家入さんの治せる程度だった。あともっと消化のいいもん持ってきてくれ。」
「へぇー、そういうこともあんのか。」
「アンタそいつと戦ったんでしょ?」
そういえば虎杖くんと東堂先輩が戦ったのって悟くんが特級っていってた呪霊だったよね。
伏黒くんの怪我もその呪霊によるものだったんだ。
んー、みんなが戦ってる状態でなにも出来ないって歯痒いな。
「虎杖、お前強くなったんだな。」
「んあ?」
「あの時俺たちそれぞれの真実が正しいと言ったな。その通りだと思う、逆に言えば俺たちは2人とも間違ってる。」
「答えがない問題もあんでしょ。考えすぎ、ハゲるわよ。」
「そうだ、答えなんかない。あとは自分が納得できるかどうかだ。我を通さずに納得なんてできねぇだろ。弱い呪術師は我を通せない。」
なんだか私にはわからない話をしている。
1年生とはいえ、3人は呪術師の卵だ。
私にはない力を持っている。
…立派だな、ほんと。
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ゆーひ(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» コメントありがとうございます!更新速度遅くて申し訳ありません、こんな作品でもよければこれからもよろしくお願いします! (2021年4月26日 1時) (レス) id: 9771f05641 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります! (2021年4月4日 12時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーひ(プロフ) - せなさん» こんな駄文を褒めてくださりありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年3月28日 23時) (レス) id: 9771f05641 (このIDを非表示/違反報告)
せな - とっても面白いです!これからもお体に気をつけながら更新頑張って下さい!! (2021年3月28日 22時) (レス) id: 55b68864c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーひ | 作成日時:2021年3月26日 17時