第七訓 ページ8
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総悟のさぼりはすごいものだ。団子屋で時間をつぶし、浪士に絡まれたらどこから出したわからないバズーカをぶっ放す。だから毎回新聞の一面飾ってるんだろうな…
公園の猫に餌をやるふりをしておちょくってたら引っかかれそうになってたし。その猫は俺にはよく懐いてくれた、猫ってかわいいよね。ふわふわしてて柔らかくてあったかい。
「歌舞伎町って面白いところだね、見てて飽きないや。今度土方さんに歌舞伎町の夜の見廻り頼んでみようかな〜」
「楽しんでいただけたようで何よりですぜィ」
「連れてきてくれてありがとう、いや〜いい時間を過ごせたよ」
「じゃ、そろそろ戻りやすか。さっきから足元ふらふらしてるし」
「あ、ばれてた?頑張って隠してたつもりだったんだけどな〜」
「顔色もちょっと悪いし、アンタわかりやすいんだよ」
総悟はまた頬に手を伸ばす。親指で目元をなぞり、心配そうに俺を見つめる。
「俺はアンタまでいなくならないでほしいだけだ」
「…俺はいなくならないよ、絶対に」
「…さ、戻りやしょう。帰ったら土方さんのマヨネーズに下剤入れなきゃなんで」
「わーお、土方さんも大変だな〜」
俺と総悟は他愛もない話をしながら屯所に戻った。
次休みが取れたら銀時さんに連絡しなきゃな〜、万事屋のみんなともまた話がしたいし。
屯所に戻りしばらくたってから土方さんがトイレに駆け込んだのをみたのはまた別の話…―――――――――。
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そろそろ新選組動乱篇行きたいです。
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作者名:あ | 作成日時:2024年3月6日 2時