第四訓 ページ5
―――――
「…お前は誰って言われてもな〜」
俺は俺だけど…、これあれか?表面的な意味じゃなくて裏の意味的な、そういうあれ?
にしても俺に裏の設定なんてないよ!?そこまで考えてないよ!?
「俺はただの、夜泉Aなんだけどな…」
ガチャッ
「あれ、開いた!?こんなんでいいの!?」
勘ぐった俺の時間返せよ!!
俺はドアに手をかけた。
「ま、そんなんで開いてくれるなら遠慮なく通らせ、」
瞬間急な眠気に襲われ視界が揺らぐ。
体の制御が効かなくなり、白い床と視線が合わさる。
「く、そ…いっ、てェ…なァ、目が…」
勝手に閉じる。眠すぎる、起きるつもりが寝てしまうなんて振り出しに戻ってしまう。
一体何なんだこの、白い空間といい急な眠気といい。俺はただ休暇を過ごそうとしただけなのに。
あ、もう無理だ。寝る…――――――――――――――。
…
「――――――くだせェ、おーい」
…誰だ、?
まだ、眠いのに…
「ん…あと、5日…」
「長すぎだろィ、起きて下せェA兄ィ。稽古つけてくれる約束だろ」
「…あれ、総悟くんか」
「はい、貴方の総悟くんですよ」
「いや違うけどね、今何時…?」
「今は13時あたりですかねィ…それにしてもひでー隈だ」
「こんな時間に起きるなんて久々だ…ちょっと、頬触るのやめてよ」
「いやァ、肌の質はいいんですねィ」
「話聞いてる?…ほら、道場行くぞ。稽古するんだろ」
ふあァ…とあくびをし、道着に着替える。
そういえば、夢を見たような気がするけど…。う〜ん、何も思い出せない。
「まあ、いっか」
「何かありやした?」
「いんや、なんにも〜」
準備を終えた俺は総悟と一緒に道場へ向かった。
稽古なんて久しぶりだ。
――――――――――
やっと沖田くん出せました。
銀さんはいつになったらだせるんだろう…(遠い目)
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作者名:あ | 作成日時:2024年3月6日 2時