第二十六訓 ページ27
―――――――――
「それがテメ―だろーが!!」
土方の胸ぐらをつかみ、銀時は言葉をぶつける。
「銀時さん…」
「…ェな…
痛ェって言ってんだろーが!!!」
瞬間、銀時は土方によって叩きつけられる。
魂がトッシーから土方十四郎に切り替わったのだ。
「ま、まさか…まさか…!!」
「土方さん…!元…?に戻ったんですか!」
――――――――
―――――
―――
「…はあっ…すまねえ総悟、こんなことになったのはすべて俺一人のせいだ。…なんて詫びればいい、俺ァ…お前らに、トシに…なんて詫びればいい…!!」
ガラ…ガチャンッ
総悟は列車の扉を閉め鍵を掛ける。近藤の確実な安全を確保するためだ。
「!!総悟、何をやっている総悟…!!開けろォ!!」
「近藤さん…大将の首取られたら戦は負けだァ。ここは引き下がっておくんなせェ」
「ふざけるな!…ぐっ!!」
近藤は列車の扉を開けようとするがもちろんびくともしない。
「近藤さん。だから何度も言ったでしょ、アンタの悪いところは人が良すぎるところだって。誰でもも信じて疑おうとしない…挙句、あの狐まで懐に抱え込んじまうたァ…ま、いつかはこうなると思ってやしたがね。
だが、そんなアンタだからこそ俺たちは集まったんだ。そんなアンタだからこそ、一緒に戦ってきたんだ。」
徐々に、沖田の乗っている列車と近藤の乗っている列車が離れていく。
まるで、二人の別れのように。
「そんなアンタだから命はって護るかいがあるのさ」
「総悟ォ!!!待てェ!!!!!
総悟おおおお!!!!!!」
――――――――――
時間とお金とやる気と元気と根性が欲しいです
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あ | 作成日時:2024年3月6日 2時