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第二十三訓 ページ24

―――――――


「ふァ…ぁ〜、ねむ…」


皆さん久しぶり、この小説の主人公なのに出番の少ないAだよ。
話が進む中俺が何をしていたかって?そりゃ一生夜の見廻りだよ!あ、でも一回総悟が土方さんがオタクになったとかなってないとか言いに来たっけ…。ま、いいや。あの人元々マヨネーズオタクみたいなもんだしきっとそういうことだよね〜


「…なんか、人の気配が少ないな」


俺は隊服に着替えて見廻りのためにいつも通り屯所内を通っている。
まずは勤怠切らないとね、給料大事!まじで!!


「あ、Aさんおはようございます!これ、沖田隊長からの伝言です。どうぞ」

「総悟くんから…?わざわざ紙に書いて渡してくるなんて、直接言ってくれればいいのに」


俺は隊士から渡された紙を開く
なになに、なんて書いてあるんだ〜…?


 < う し ろ >


「ほんと、総悟くんって言葉足らずなところがあるよね」


俺は鞘から自分の愛刀を抜く。
すぐに体を捻り、後ろから斬りかかってきた隊士に振りかざす。


「…気配は隠せても、殺気は隠せてないよ。

それに、夜は僕の時間だ。勝てるわけないでしょっ」


刀を振り、血を床に落とす。
あーあ、床汚れちゃった。後で掃除しないとな〜…山崎に頼むか。


「…んーなんとなく自分が危ない状況なのは分かったけど、もうちょっと詳しく状況整理したいな…」


外でパトカーの音がする。
何だろ、誰か捕まえた人間を屯所まで運んできたのか…?



「…ってあれ、銀時さん?てか万事屋お揃いでパトカー運転してきて、なにし――――」
「夜泉氏〜!!!!会いたかったでござるよ〜〜!!!!」


ギュウウウウッ



「え、ちょ苦じっ…!!まっ、てえ?!土方さん?!?!ちょ、何その恰好?!」

「本当にかわいいお顔してるでござるなぁ久しぶりにちゃんと目に焼き付けれて嬉しいでござるよ〜」

「は、ちょ!!一旦離れて土方さん!!」

「おいコラ!!!テメェが様子見たいっていうからわざわざ屯所まで寄ったのにこんなとこでいちゃついてんじゃねーぞ!!!」

「銀時さん、これ一体…!」
「話は車に乗ってからでもいいか?結構ヤバい状況でね、お前さんもなんとなくは分かってるだろ」

「…分かった。」


俺は謎の格好をした土方さんをいつもの隊服に着替えさせ、万事屋さんたちにも今のままじゃ目立つからと予備の隊服を渡した。


「んじゃ、行くぞ。近藤ンとこまで。」



―――――――

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作者名: | 作成日時:2024年3月6日 2時

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