夜の守り人【銀魂】 (ページ18)

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第十七訓ページ18

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「やばい！始まってしまったアル！」

急いでテレビに駆け寄るチャイナ服のかわいい少女。
そう、ここは万事屋の一室である。17話にして初登場の夜兎、神楽ちゃんだ。

神楽が向ける視線の先には、という文字が映っている。
そしてそのテレビの下で神楽はこの番組に出るもう一人の万事屋の従業員である新八の勇姿を収めようと奮闘中だ。

「あれ…おかしいアル」

「なにやってんの～お前」

「新八の勇姿を録画してやらないト」

「新八ィ？そういや今日来てねェよな」

＜そもそもオタクがすべて引きこもりやニートの予備軍だというその考え方は改めてほしいですね！僕らの中にだってちゃんと働いて社会と向き合って生きているオタクもいるんです！＞

ようやくこの小説にテレビ越しだが出演できた新八くん16歳。おめでとう。

「なにやってんのぉ…あいつ」

銀時はあきれたような声で呟く。

画面の中で新八は司会者のマイクを握り、オタクのひどい扱いについて意見している。
新八の二次元に対する意見に、何か思うところがある反対側に座るサングラスの男が手を上げる。

＜あーちょっと、異議があるんだけどもいいかな。あのーつまり53番はぁ、三次元オタクは僕ら二次元オタクより現実見てるって言いたいんだろうけどもぉ、じゃあ聞きたいんだけどもぉ、君はアイドルを応援していればいつか結婚できると思っているのかな？＞

そこからは二次元と三次元のオタクで意見のぶつかり合いである。
発展してそこから殴り合いになっている。

ﾁｰﾝｯ

トースターの音が鳴り神楽はそこから焼いていたトーストを取り出す。今まで奮闘していたのは新八の録画ではなく、パンを焼いていたからだった。

「出来たアル！は～とろとろアル！」

「つーかパン焼いてたのぉ録画じゃなかったの？…んあ？」

銀時はテレビに視線を向ける。
画面には新八と先ほどのサングラスの男が取っ組み合いをしている。その拍子に相手のサングラスが取れ顔が露わになる。

「あれ…コイツ、どっかで見た顔だな…」

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今確認したら何故か後半部分が反映されていなくて二度同じものを書くことになりました…
びっくりした…。