30話<過去編1> ページ32
中也side
今から数年前____
元々、俺らと彼奴は違う組織にいた
首領「君たちにある組織を潰してほしい。」
_____組織名 “mors vita (モルス・ウィータ)”___
ラテン語で“生死”を意味する名のこの組織は当時、大勢の異能力者を集め、ポートマフィアを凌ぐほどの力を兼ね備えていた
このままだとポートマフィアの存続が危ぶまれる
そこで、首領から俺と異能無効化の力を持つ太宰に討伐命令が出たのだ
任務前日_____
太宰の執務室
太宰「ねぇねぇ中也。此れ、気にならない?」
「あ゛あ?何だよ...。」
声がする方を向くと1枚の書類をヒラヒラさせている太宰
太宰「此れ此れ、明日潰す組織の参謀ちゃん。女の子らしいんだけどねぇ。14歳でハッカーでありこの情報処理能力、うちに欲しいなぁ...。」
太宰から渡された書類に目を通す
スパイ潜入させている部下からの定期報告書だった
「参謀ってなぁ...。あー、顔割れてねェのかよ...。」
太宰「そりゃそうだよ。参謀だしこの年で女の子ときた。前線に出すわけがないじゃないか...。きっと可愛い子なんだろうねぇ...。」
「...。」
「...お前、ついに首領に似てきたな。ロリコン野郎。」
太宰「酷いっ!」
太宰のオーバーリアクションに呆れ、額に手を当てため息をつく
「はァ...。とりあえずあの組織の情報はお前の所の部下がほとんど掴んぢまってもう用はねぇ。ボスの顔も割れてねェようだし、女子供も全員皆殺しに決まってるだろォが。」
太宰「ふーん...。」
翌日、“mors vita”のアジトは跡形もなく消え去っていた
そこに残されたのは、長身の少年と帽子をかぶった少年の2人
そして
長身の少年の腕の中で眠る少女だけ______
______それは、この2人の少年が“双黒”と呼ばれた日のことであった
*****
敵組織の名前、いいのが思いつかなかった...。
過去編、短くするつもりでしたがけっこう続きそうです...。
たぶんsideも行ったり来たりと...汗
過去編は下書き作ってたので更新ペース早まります^^
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麗優(プロフ) - とても素敵な作品でした。どのページを読んでも胸が締め付けられるぐらい切なかったし、いろんな場面で泣きそうになりました笑 (2018年3月28日 10時) (レス) id: b47abc622c (このIDを非表示/違反報告)
手紙飛行記 - 後半、泣いてまう (2018年3月22日 22時) (レス) id: 353ff5e2c5 (このIDを非表示/違反報告)
セシルさん - 最高です!!全部一気に読んじゃいました!毎日の楽しみです。何回も読み直してますwww.もう中毒ですねw (2018年3月15日 22時) (レス) id: 1af9cd9cb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - あかりさん» コメントありがとうございます!!イベントというものに参加してみたいなと思いまして...楽しんで頂いて何よりです!!続編もありますので是非お立ち寄りくださいませ^^ (2018年1月29日 15時) (レス) id: 692a8e0181 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - イベント参加ありがとうございます! すごい面白いです これからも頑張って下さい! (2018年1月29日 2時) (レス) id: 59dc504c48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずれもん | 作成日時:2018年1月8日 18時