私を見てほしい。【文スト】【太宰治】【中原中也】

28話 ページ30

中也side

中也の寝室
　
　
　

血、傷＿＿＿＿＿
　

　
　
　
普段見慣れているものであるにも関わらず、一瞬思考が停止した
　

　
　
闇の組織、黒一色に染まる“ポートマフィア”

そんな組織の構成員でありながら、めぐみはいつも明るくて笑顔を絶やさなかった
　
光＿＿＿＿そんな言葉が似合う女だった
　
だから俺は、太宰に裏から手を回してもらい、此奴に人殺しをさせてこなかった
　
　
　
　
傷口の状態から、自ら付けた傷だとすぐに分かった

　
　
　
　
　

“リスカ”

“自傷”

“じさつ”
　
　
　
　
　
そんな言葉が頭をよぎっていく
　
手前がなぜこんなこと...
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
「何があったんだよッ...。」
　
　
　
　
　
　
　
傷口を包帯で巻きながらつぶやいた言葉は、彼女に届かないまま消えていった＿＿

　
　
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
＿＿＿
　
翌日
　
夜通し看病していたが、翌日になっても熱は下がらずめぐみは目を覚まさなかった
　
　
　
　
矢張り、1度病院に連れていくべきか...
　
ともかく、こんな状態の彼奴を1人にさせておくわけにはいかねェ...
　
携帯を手に取り、ある人に電話をかける
　
　
　
　
相手はワンコールで出た
　
　
首領「やぁ、おはよう中也くん。珍しいね。こんな朝早くに君が電話してくるなんて。どうかしたのかい？」
　
「首領...。」
　
　
何て言えばいいのか...彼奴の名前を出すわけには...
　
　
「あの、実はですね...。」
　
首領「もしかして、めぐみくんのことかい？」
　
「...！...気づいておられたんですね...。」
　
首領「あの子は私にとって本当の娘みたいな存在だったからね。安心したまえ。拘束して処刑なんてことは考えていないさ。」
　
首領「それで、彼女がどうかしたのかい？」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

首領なら大丈夫だ
　
俺は今まで起こったことをすべて話した
　
めぐみがじさつを図ったこと、そして＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿以外

　
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ポートマフィアでは

母親→姐さん、父親→首領的な？(笑)

夢主ちゃん可愛がられてますねぇ...(*´艸`*)

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もうすぐ過去編に入るので、番外編(黒の時代)の執筆も始めました！！

たぶんネタ切れるのでリクエスト募集します！！

もらったリクエストは出来る限り答えていこうと思いますのでよろしくお願いします＾＾

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