私を見てほしい。【文スト】【太宰治】【中原中也】

14話 ページ16

めぐみside
　
　
「太宰さん。」
　
こうつぶやくと今までの記憶がフラッシュバックしてきた
　
　
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「うーん...。何となく？気に食わないだけ。」

　

「...国木田くん、そんなに彼女が心配なら君にあげるよ。」

　

「あの子邪魔なんだよね、大した力もないくせに無理に強がっちゃってさ。」

　
　
「君はいつもそう一人で抱え込む。ポートマフィアにいた時も私と出会った時も。私は頼ってほしいと何度も言った。今もそれは変わらない、悪い子だ...。」

　

「君みたいな恋人を持った覚えはないよ...。さよなら。」
　
　
　
　
　
　
　

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「...はぁ...うっ...！」

　
ゆっくりと目を開ける。自室だっだ

どうやら痛みに耐え切れず、気絶してしまったらしい...
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿思い出した

　
　
私があの豪雨の中、橋の近くで倒れていた理由

愛しい彼に告げられた「さよなら」という言葉

　

悲しみも感じない

涙も出ない
　
　


　

　
　
　

“シニタイ”
　
“モウ、ラク二ナリタイノ”

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ただそんなドス黒い感情が、私を支配していった

　








無意識に台所に向かい、置いてあった包丁を握る

つい最近、切れ味が悪くて研いだものだった

　

　


　
　
　
　
　
　
　
　

　


　

　
　
　

そのまま自らの手首にあて、滑らせた＿＿＿＿＿


　

　
　
　
　

　
　
　
　
　
ザシュッ

　

　


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はい、夢主ちゃん病んでますね...。

怖っ...。(自分で書いておきながら...汗)

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