大嫌いって言わないで４

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ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢住むとこ決めたの？｣

山田｢うん。引っ越しはもう終わって、今週からこっち。｣


ヤーマダの近況を皆であれこれ聞いていると

来週からAさんと同じ部署にやってくるのだそう。


山田｢えっ！？ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ結婚すんのｯ！？｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢えへへ〜♪営業の部羅度の妻になるのぉ〜♪オホホ｣


ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅさんの結婚でヤーマダ達は驚いています。


山田の連れ｢彼、いくつ？｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢２８歳｣

山田｢へぇ〜｣

｢クオーターなんだって。背が高くてスッゴいグッドルッキングガイ｣

山田の連れ｢ぃや、◯姉妹の言い方っ！｣

山田｢Aは？｣

｢えっ？｣

山田｢Aは、付き合ってるヤツいるの？｣

｢うん、いる｣

山田｢いるのかよっ！｣


実はヤーマダ、Aさんを入社した時から『可愛いな』と思っていました。


ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢ヤーマダは彼女いないわけ？｣

山田の連れ｢コイツ振られたの。向こうで｣

山田｢もう一年前だけどなぁ〜｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢山田の連れは？｣

山田の連れ｢ぃや、名前貰えず！

俺は彼女居るよ。もう３年付き合ってる｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢へぇ〜！｣

山田｢この中でフリーなの俺だけか……。｣


凹みまくるヤーマダ


一人だけフリーなうえに、気になっていたAさんには恋人がいました。


勤務地が変わって、ヤーマダがこっそり楽しみにしていたのは

Aさんとの再会。

だったんですけどね〜。。。


4人で楽しくお酒を飲んで

そろそろ帰るか、となって店を出た頃


ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅのスマホには彼からのメッセージ

そしてAさんには比与太からの着信が入りました。


｢あ。｣

山田｢彼氏？｣

｢うん。……もしもし？｣


ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅさんとAさんは、店を出たところで2人とも彼氏にお電話タイム。


比与太『Aちゃん？……ん？今外なの？』


『もしもし？』の一言で、Aさんが今外にいることを当てた比与太

凄い注意力です。


｢ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅと飲みに行って、今帰るとこ｣

比与太『そうなんだぁ……』

｢比与太はもう家なの？｣

比与太『俺も今帰りで、今マンション着いたとこ。

先輩にタクシーで送って貰って』

｢そっか｣


そんな会話中、電話を終えたｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅさんに

ヤーマダが帰りの方向を聞いていました。


山田｢ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅー？家、どっち方向？｣

ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ｢うち◯◯。Aは◯◯。｣

山田｢じゃあ俺A送ってくよ！お前、ｱﾝｼﾞｪﾘｰﾅ送ってやって！｣

山田の連れ｢うん、分かった｣

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