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「ふんふんふぅ〜ん♪」
天気の良い土曜日
あなたは家からやって来た恰好のまま
スウェット上下に、頭のてっぺんにざっくりとしたお団子
そんなラフすぎるほどラフな格好で
比与太の家の家事をこなしていきます。
まだ病み上がりで、ぼーっとした比与太
あなたに無理やり押し込まれた寝室で、ベッドに横になっていましたが
昨夜は良く寝たので、ちっとも眠くありません。
暇を持て余したのと、あなたが気になって仕方がないのとで
そぉーっと寝室を出て、あなたの様子を伺っていました。
自分ちなのにね。
「よしっ!出来たぁーっ!」
洗濯物をベランダに干し終わり、洗濯籠をもってリビングに戻ってくるあなたに見つからないよう
比与太は慌てて寝室に戻ります。
比与太「っ!?」
パタン。。。
「ふんふんふぅ〜ん♪」
ゴォーっ!ウィーンッ
ドアの向こうでは、あなたが掃除機をかけ始めた様子
比与太はまた寝室のドアを開けてあなたの様子を伺います。
比与太「良く動くなぁ〜。。。意外に家庭的♪」
思いの外家庭的だったあなたに、比与太はもっと心を鷲掴みされたのでした。
掃除機もかけ終り、家事もひと段落したあなた
勝手に紅茶を見つけて、休憩を始めました。
「ん〜♪一仕事の後の一杯はウマいっ!んふ〜♪」
ズズッ。。。
紅茶を飲み、ソファで寛いでいると
元々あまり散らかっていなかったこの部屋を見渡します。
「結構、几帳面なんだなぁ〜。。。比与太って」
部屋は綺麗だし、使ったキッチンも綺麗に整理整頓されていました。
玄関も一足しか靴は出ていなかったし、ゴミ箱も綺麗なまま。
遊び人の比与太のイメージとしては、部屋が汚くて散らかっている
そして、キッチンもほとんど使わないために汚れている
寝室に至っては、足の踏み場もないほどに
着ていた服で溢れかえっている。。。等々。
けれど、どこもかしこも男性の部屋とは思えないほどにキレイ。
ちょこっとのぞいた冷蔵庫さえも、キレイ。
「やっぱ、片づけてくれる女でも居るのかもなぁ〜」
なんて思って、紅茶を啜っていました。
時刻を何気に見ると、もうすぐお昼
あなたはお昼ご飯を作ろうと、立ち上がってキッチンへと向かいました。
「なに作ろうかなぁ〜。。。」
冷蔵庫を上から順に開けて材料を確認するあなた
「・・・女子力高けーなぁ」
冷凍庫には、キレイにパッキングされた食材が並んでいました。
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裕(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年2月8日 11時