努力の先には好きがあるのか?編1 ページ47
かくして、Aさんは翌日から比与太を好きになる努力を始めました。
・・・とはいえ、あなたは少しその仕方が独特で・・・
「(じぃーーーっ)」
比与太「あ、あのっ・・・Aちゃん?」
いつものようにあなたの会社の玄関に迎えに来た比与太を
あなたは穴があくほどにじっと見つめています
「う〜ん・・・」
今度はカクカクと首をかしげています。
比与太「どうしたの・・・?Aちゃん」
あなたの様子を恐る恐る覗っている比与太
すると、あなたはまた『う〜ん』と唸って
頭を傾げる。
そして・・・
「比与太
焼き肉行く?比与太の奢りで」←上から。
比与太「うんっ!行く行く!」
「よし」
あなたの誘いに、比与太は嬉しそうに返事をしました。
こうしてやってきた焼き肉屋さん
比与太はあなたの好みを理解しているので
どんどんとお肉を注文していきます。
比与太「それと、ビール2つ。
あとはキムチと・・・」
全てあなたの好きなものをオーダーしていく比与太
焼き肉屋さんの店員のおねえちゃんも
さわやかな比与太の笑顔での注文にお目々がハートマークです。
店員「はいっ♪」
比与太「以上でお願いします♪あはっ」
店員「はいっっっ♪」
向かいに座るあなたはと言うと、店に入ってからまだ一言も発せず
比与太と店員の様子をまじまじと観察しています。
″『ほほぉ〜う。
お店の人にも爽やかな対応に
そして笑顔
店のおねえちゃんも比与太みたいなのがタイプなんだなぁ・・・恐るべしっ』″
またもやあなたにじっと自分を見られていることに気付いた比与太
比与太「あは(笑)どうしたの?今日はずっとこっち見てくれてる」←言い方ポジティブ。
「観察中。比与太の。」
比与太「観察?俺の?」
「そう。」
比与太「あぁ〜・・・ははっ。
それってもしかして、昨日の『好きになる努力する』ってやつ?」
「うん、そう。」
この時比与太は思いました。
″好きになる努力、独特…。″と。
しかしながら、Aさんから食事に誘われたことなんか初めての比与太は
この『独特』さえも嬉しくてたまりません。
比与太「Aちゃん!」
「んあ?モグモグモグ・・・」←肉食ってる。
比与太「Aちゃんの隣に座ってもいい?」
「なっ?どして?モグモグモグ・・・」
比与太「Aちゃんのお肉焼いてあげたいなぁ〜と思って」
「まぁ、良いけど。モグモグモグ・・・」
比与太、何か企んでる系・・・。
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裕(プロフ) - alexisさん» ぴよた、人並みになってきましたね( ´艸`) (2020年2月16日 2時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» この微妙な関係性……( ̄∇ ̄) ぴよたょ、人はそう簡単に変われないけれど、一途なところを持ち合わせるヒロインに惚れさせることは〜〜〜〜? (2020年2月13日 20時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まだ『好き』が無い時点での『努力』ですけど(笑) (2020年2月12日 20時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みぃなさん» ちょっと独特ですけどね〜(笑) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ちょっと、誠実になろうとしてるところが認められた、かな?( ̄∇ ̄) 頑張れぴよた!頑張れヒロイン← (2020年2月12日 12時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年2月8日 11時