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5話 コスプレ ページ6

私がひぃひぃ言いながら上って、部屋に移動する
一旦、和室に連れていき横に寝かせる


「……熱あるなぁ」


熱で倒れたのかな? と考察していたけど


「っっ!?」


私は声にならない悲鳴を上げた
彼の太ももあたりのズボンがもとの生地より濃くなっていたからだ

つまり……血が染みている

それに、刃物か何かで切っちゃったのか、ズボンが破れている

けど、もう既に血は止まっているのか私には付いていなかった
手当てしたいけど……ズボンの下はね?


ということで敷いた布団に寝かせた


「えーっと……救急箱となんだろ、お粥?」


もう既に血は止まっているし……、これで救急車呼ぶのはちょっとあれかな

となり、ひとまず私の家で保護的な……


水にぬらしたタオルを額に乗せ、マントと帽子を脱がせて、お粥作って……って
また今月出費がかさんだ

仕方ない……これも人助け!

そう自分に言い聞かせ、眼帯を外そうと手をかけた時


「……ぅ、あ」

「お……起きた?」


片目しか見えないが、彼が薄ら目を開いたような気がした、そして呻き声のような第一声


「あの……体調どうですか?」


いや、どう考えてもおかしいよな
起きて、知らないところにいたら驚くよね


「あぁ、おそ松……えっ?!」


若干寝惚けていたのか、体をむくりと起こすと目を擦り誰かの名を呼ぶが、その人がではなく私がいたので目を見開く

あぁ、熱が悪化する

と思ってた矢先、彼はまたベッドに戻った

だから言ったのに……


「す、すまない……ここは何処だ?」

「えーっと、私の家です
あなた空き地で倒れていたんです」


聞かれていないことまで答えちゃった


「そうか……、ってえぇ?!」


一旦落ち着いたように見えた彼だったが、また驚き起き上がってくる
私はそれを宥め、また体を倒す


「こ、この姿を見てしまったのか!」


この姿ってマントとか、貴族みたいな姿のことだろう
今どきあんなの流行ってんのかな、流行とか知らないや
いや、やっぱコスプレなのかな?

それが一番しっくりくる、血出てた意味は分からないけど


「はい、コスプレとかいいんで眼帯外してもらえますか?」

「は、……コスプレ」


なんで呆然とする必要があるのだろうか

彼はありえないとでも言うように、口をパクパクさせる
うん、めんどくさい


「あの……取り敢えず、お粥食べますか?」

「えっ……あ、イタダキマス」


彼、凄いいい声してるな、てか何処かで聞いたような

う〜ん……誰だっけ

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設定タグ:おそ松さん , 怪盗松   
作品ジャンル:アニメ
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菜薇秦(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!趣旨ブレブレですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年5月9日 23時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみにしてます! (2017年5月9日 22時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
菜薇秦(プロフ) - にんじんさん» はい!めっちゃ楽しみです〜(´∀`) (2017年4月9日 20時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - 二期楽しみですね (2017年4月9日 18時) (レス) id: 1018656ff9 (このIDを非表示/違反報告)
菜薇秦(プロフ) - あ ん 二 ンさん» ありがとうございます!その言葉が私の更新の励みになります(^ ^) (2017年3月21日 0時) (レス) id: 5f0809ce12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜薇秦 | 作成日時:2017年3月3日 21時

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