私の権限 ページ18
「ハハッ…アハハハッ!!w
そんな事言うためにココまで来たって?
…全然笑えないんですケド。」
いや、全然笑ってますやん??←
貴「御自分の立場をもう少し弁えるべきだと私は思いますけどね。」
ココまで来たと行ったのはアナタ。
自分がいる場所をちゃんと分かってる?
貴「センパイ…此処って体育館裏なんですよねぇ。」
ふわりと微笑む私に対して段々と
表情が険しくなっていくセンパイ。
どうやら理解が出来たらしい。
貴「折角です…センパイが教えてくれたから特別に慈悲を与えてあげます。」
アナタの怒りが私の心の内に教えてくれた。
怒ってはいない。
ただそれ以上に赦せなかった。
だから憎しみだけが消えない…癒えない。
貴「センパイがちゃんとこれから絶対にサボらないと誓えるのなら…これ以上は何も言いませんし見なかった事にして差し上げます。」
どうしますか?と笑みを崩さずに私は
センパイに手を伸ばす。
貴「ガッカリさせないで下さいよ。
私の権限で容易にセンパイを強制退部
させる事も可能なんですから。」
無慈悲になるほど私も酷では無い。
ただ…私のテリトリーを踏み躙ると
言うなら別の話だけどね?
「お前に権限?1年如きが…!!
…まさかお前ッ!!これまでマネが退部していったのはお前の仕業なのか!?」
ただ黙ったまま私は微笑む。
否定も肯定もしない。
「優等生のお前がな…ハハッ!!
コレが全校生徒に広まったらそれこそ
お前も終わりだろうよ。」
逆転したと言わんばかりに勝機に
満ちた彼女に私は溜息を一つ零した。
貴「ガッカリさせないでと、私は言ったはずだけど?」
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雪だるま - テニプリ出てます?! (2017年11月4日 22時) (レス) id: e556873c73 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 番外編終幕オメデト。本編の更新結構楽しみにしてるカラ、更新頑張ってヨネ。 (2017年7月21日 23時) (レス) id: ec2c624665 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 続編オメデト。番外編も良いケド、本編も更新してヨネ。 (2017年7月11日 0時) (レス) id: ec2c624665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唄詠 | 作成日時:2017年7月9日 22時