ヒーロー恋夢【ヒロアカ短編集】

緑谷出久*怪我*Star dust様ﾘｸ ページ21

貴女side

痛む体、朦朧とする意識


訓練で少し無茶をしてしまった結果、こうなった


意識を保てなくなり、手放した。


〜〜

『んっ……』

「Aちゃん！

大丈夫？体痛くない？」

目が覚めると、一番最初に見えたのは愛しい出久で、


『全然痛くないよ』

嬉しかった


「もう暗くなっちゃったから帰らなきゃいけないんだけど……

歩ける？荷物は持ってきたから、僕が持ってくし支えていくよ」

『気にしなくていいのに』

時計を見るとちょうど7時くらいで

申し訳なくなった

「Aちゃんは僕が怪我したときにいつも待っててくれるし……同じことしてるだけだよ」


じゃあ恩返しがしたいだけで、私は好きじゃないの？


……なんて、言えればいいのに


「ん？どうしたの？」

『なんでもないよ？』


私のために動いてくれる、


それだけで口角が上がってくるんだから



……可笑しいよね？


『なんかいつもと違うから変な感じ』

「いつもは僕が支えられてるしね……」


支え合って



「Aちゃんにはもっと頼ってほしいって思うよ」

『アイス』

「そういうことじゃなくて！」


求め合っている


『嘘だよ。分かってるって』

「でも今日くらいなら良いけど……

アイス。」

『え！？やった！！ありがとう！！』


そんな関係が私は大好きだ


『……』

「……？」



でも



『ねぇ出久、



……月が、綺麗ですね』


この関係に進展が欲しくて


「うん、


月が、綺麗。」



一歩踏み出せる、勇気が欲しくて……



『____』

「うん、」






*その日の月は隠れていて*
*綺麗かなんて分からなかった*

〜〜
評価お願いします


月が綺麗ですね=貴女を愛しています

爆豪勝己*胡蝶の夢*まふる様ﾘｸ→←大晦日ですね(9割作者の雑談なので見たくない方は見なくても大丈夫です)

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