【Dグレ】 オレ/俺の幼馴染みはド短気！

第41夜　怪物との出会い ページ47

父「ｱｸﾏ？」

他の村人達も不思議そうな顔をする。

ク「人間を殺す魔物だ!」

怪物「お、おいらが？」

レベル2か…。

それにしても…。
ここまでｱｸﾏだとばれているなら、襲いかかってきても、おかしくないはずだ。

何故、来ないんだ？

父「あ、貴方達は…？」

ク「ｱｸﾏを倒す者…ｴｸｿｼｽﾄだ!」

父「ｴｸｿｼｽﾄ？」

ク「わかったぞ…事件の犯人はお前だな!」

ｸﾛｳﾘｰは、怪物を指さす。

怪物「事件？何のことだ？おいら、悪い事はしてないだよ!」

ラ「お前…何企んでるんさ!?」

ラビはｲﾉｾﾝｽ(鉄槌-てっつい-)を振りかざした。

すると、怪物は怯えて、尻餅をついた。

怪物「ひぃ〜!企むも何も、おらは、この牧場で働いてるだけだ。ホントだ!信じてけろ!?」

貴「ｱｸﾏが働くぅ？何だそりゃ」

ラ「そこ突っ込むの？」

いや、まぁ、冗談はさておき…。

怪物「ここの村人達は、初めはおらの姿に驚いていただ」

「キャァァァァ!!」

誰かが、その姿に驚き、叫んだ。

ﾄﾞｻｯ

兄妹も驚いて、チーズの入った籠を落とす。

落ちたチーズの1つが、怪物の足下に転がる。

怪物「けんど…」

兄妹は、互いに頷き合い、怪物の前へ行き、
さっき拾ってもらったチーズを半分、怪物に渡した。

怪物「おらが悪さしないってわかったら、迎え入れてくれただ。
　 それから、みんなは、汗を流し、働く楽しさを教えてくれた。
　 そんな人達に悪さは出来ないだよ」

ラ「…ｱｸﾏの言うことは、信じないさ!」

兄妹「ダメェェェェ!!」

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