第34夜 犠牲と救い ページ38
神田「ダメだ!!」
ア「!?」
いつの間にか起きていたユウが、怒鳴る。
神田「その老人(グゾル)が死ぬまで待てだと!?
いつアクマが来るかわからない、この状況で、そんな時間はない!」
貴「残酷だろうが、それしかない」
オレもユウに賛同する。
ア「神田…A…」
神田「俺達は何のためにここに来た!?
今すぐ、その人形の心臓を取れ!」
それに対し、アレンは…。
ア「…出来ません」
立ち上がり、はっきりと言った。
貴・神田「アレン…/!?」
ア「ごめん…。僕は、取りたくない」
そう言うアレンに、ユウは、枕にしていたアレンの団服を投げつけた。
神田「その団服(コート)は、怪我人の枕にするもんじゃねぇんだよ!
エクソシストが着る物だ!!」
ユウは立ち上がり、ララ達のもとへ歩いて行く。
神田「犠牲があるから救いがあんだよ、新人」
ア「えっ…?」
犠牲があるから救いがある…か。
昔は、救いなんか無かったなぁ。
あるのは犠牲だけで、『あいつ』もその一人。
ララ「お願い!奪わないで!!」
そう言うララだが、ユウは六幻の切っ先をララへ向ける。
グ「やめてくれ…!」
グゾルはララを抱え込み、言った。
ア「じゃあ、僕がなりますよ」
ユウから投げ返された団服を着ながら言う、アレン。
ア「僕がこの二人の犠牲になればいいですか?
二人はただ、自分たちの望む最後を迎えたがってるだけなんです。
それまで、この人形からイノセンスは取りません」
アレンはキッパリと言い切り、更に続ける。
ア「僕がアクマを破壊すればいいでしょう?
犠牲ばかりで勝つ戦争なんて、虚(むな)しいだけですよ!」
神田「っ!!(貴)「甘い!!」!」
ユウが何かを言おうとしていたが、それをオレは遮り叫んだ。
…オレだって犠牲は出したくない。
だが、現実はそう簡単にはいかない。
貴「可哀相なら、他人の為に自分を犠牲にするのか?
お前に、大事なもの無いのか!?」
ア「…大事なものは、昔なくした」
貴「!?」
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ラッキーカラー
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羅霧-rumu-(プロフ) - 了解☆ ダイブ理解したヾ|*´・ω・|q (2012年6月12日 16時) (レス) id: 24f3586909 (このIDを非表示/違反報告)
モグ子(プロフ) - 来たよー(^O^)/更新頑張ってねー(゚▽゚)/ (2012年6月8日 18時) (携帯から) (レス) id: 97745fc5f8 (このIDを非表示/違反報告)
セナ(プロフ) - 金環日食見たよ〜(≧∇≦)
めっちゃキレイやった♪
……ってか
本編書けやコノヤローwww (2012年5月21日 8時) (携帯から) (レス) id: 9d7c566b9b (このIDを非表示/違反報告)
アサギ(プロフ) - 続き待ってます! (2012年5月17日 23時) (携帯から) (レス) id: dea561871c (このIDを非表示/違反報告)
セナ(プロフ) - どうやろ…ww 1日で終わりそうww やっぱやめとこっかな〜( ̄∀ ̄) (2012年5月12日 22時) (携帯から) (レス) id: 9d7c566b9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:修羅★ | 作成日時:2012年5月9日 21時